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2017.06.20

ミニマリスト×仕組化で、半年働いて半年休む生活を実現! 株式会社HEART QUAKE代表千葉順さん

【インタビュー「越境人」 】
居住地、年齢、経験、性別、キセイガイネン……会社という枠・ボーダーをこえて、自分の可能性を最大限に活かそう。ボーダーをこえている人達を「越境人」と私たちは呼んでいる。ここでは、彼らの「越境人」となるための秘訣を聞く。

 

 

今回の越境人は、キセイガイネンをこえて、半年働いて半年休む生活をされている株式会社HEART QUAKE代表の千葉順さん。大学卒業後、株式会社ワークスアプリケーションズを経て、2010年に独立。ビジネスゲームを用いて、「楽しく、学びのある研修を提供する」として、企業に向けて体験型研修を提供しています。そんな千葉さんの「半年働いて半年休む」生活に必要なものについてお話しを伺いました。

 

「半年だけ働く」に必要なのはマインド×スキル

 

Q.「半年働いて半年休む」というのは文字通り半年だけ働いているのですか?

 

もちろん、問い合わせ対応等は休み期間にもしますが、基本は休みで、自己投資の時間としています。毎年、自分たちが欲しい給料から逆算して、年間の売り上げ目標を立てていて、昨年は4月に目標達成したので、5月~9月は休みになりました。(株式会社HEART QUAKEは9月末決算)

 

Q.連続して約半年休んでいるんですね! そんな千葉さんの働き方に憧れる人も多いと思いますが、実現するために必要なことはなんですか?

 

マインド×スキルかなと思います。まずマインドとしては、“more and more“の発想の人には向かないかなと。ミニマリストというか断捨離思考など、「これで十分」という感覚を持っている人だと思います。売上目標を達成しても、moreの方はきっともっと稼ぐことを考えると思うので。

 

そしてスキルについては、2種類あって、1つ目は「自分がいなくても回るような仕組化」そしてもう1つは「いかに高い単価で売れるか?」ですね。例えば年商1000万円を目標に置いた場合、仮に1日で20万円稼げる人なら年間50日(約2ヵ月)働けばいいですからね。

 

で、私は「仕組化」のほうが楽だと思っています。仕組をつくるには、構造化、ロジカルシンキング、全体を俯瞰など……いろいろあると思うのですが、あとは自分にあった仕組の表現方法を探すことだと思います。例えば、プログラミング、ブログ、YouTube、音楽などいろいろあり、表現方法は人によって違うと思っています。私はそれがプログラミングでした。

 

「半年だけ働く」を支える3つのこと

 

Q. もう少し「仕組化」について教えてください

 

最初は、前職で言われていた「同じことを2回繰り返したら仕組化」ということはよく考えています。同じことを2回繰り返した時点で、自動化なり、アウトソーシングなり、もしかしたらもうやらないなり、仕組化を考えます。

 

そして、次は「仕事量が10倍になっても耐えられる仕組化」です。会社立ち上げ当初は、自宅のリビングでプロジェクターを使用して5人くらいの生徒にプログラミングを教え、その後企業向け研修等も行っていたのですが、自分が講師として立つ必要があり、「儲かるけど、身体がいくつあっても足りない! これはちがう!」と、気づきました。ちょうどその時にゲームを使った研修に出会い、そこでは先生が直接ゲームを用いて教えていたのですが、「ゲームを貸し出せば、自分は楽になる。レバレッジが効く」と思いつきました。そうすることによって、安く受けられるという受講生側のメリットも生まれます。2011年頃から研修用のゲームを開発して、貸し出す事業を始めて、その頃から年に1ヵ月は休んでいたと思います。

 

Q.今年も半年休まれているんですか?(取材をしたのは、去年だと休みに入っていた5月)

 

じつは、今年はまだそんなに休んでいなくて。というより、もう1つ大切なことがあって、それは「やらないことを決める」ということです。今までは「テレアポ」などはやらないと決めて、問い合わせが来たときに対応するというインバウンド型でした。

 

ただ、昨年と今年に開発したゲームが、今の世の中にあまりなくて、ニーズがありそうないいものなので、もう少し積極的に発信していこうかと思っています。体験セミナーなどもやってみようかと思っていますが、ここでもうちは集客はやらないと決めているので、集客が得意なパートナーと組んで、展開する予定です。

 

千葉さんの自信作2つはこちら!
 

  • 財務研修ゲーム「財務の虎」
  • メンタルヘルスゲーム「デッド・オア・アライブ」
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    今後は生活の場を変える実験予定


     

    Q.前職では、会社を代表する10名にも選ばれた千葉さんですが、そもそもどうして会社を立ち上げようと思ったんですか?

     

    社会人数年目のときに、友人との旅行先の温泉で誤って3階から1階に落ちるという事件(※)があり、1週間くらいICUに入院しました。そのときに昔からやりたかったこと、高校生の頃は「先生」、そして大学生の「ゲーム」と「起業」を全部やろうと思い、退職して、自分で会社を立ち上げました

     

    ※3階にある温泉で露天風呂と思ってドアを開けたら、そのまま裸で1階のデッキに落ちるという事件。頭を打って大変だったようですが、千葉さんのお茶目な姿を垣間見た気がします。

     

    Q. 「ゲームを使った研修」の会社ですから、やりたかったこと3つ叶えているんですね。今後の展開はどう考えていますか?

     

    今後は、自分の生きている環境の平均気温を20-25度に保つことを目標に、夏は那須、冬は沖縄など場所を変えて行く実験をしていく予定です。

     

    おわりに

     

    今後の展開を聞いたときに、事業の拡大などではなく、自分の生活環境について言及されていたのが、千葉さんらしいと思いました。本文には書ききれませんでしたが、千葉さんの大学選びも面白く。先生になりたい夢は、高校の先生の「これからは先生なんて職がない」という言葉であきらめ、当時チェスのチャンピオンにディープブルーというソフトが勝ったことから人工知能を学べる研究室を決めて、その研究室のある大学を選んだそう。もちろんその研究室に進学されたそうです。やりたいことが決まっており、そこから逆算で進路を選択したところは、今にも通じる気がします。
     
    またマインドの部分でお話しいただいたミニマリストと、仕組化については仕事だけじゃなく、生活(主に家事)でも実行されていて、とても取り組みが面白かったので、また別の記事でご紹介いたします!

    この記事の筆者

    yoko koga

    こが ようこ

    IT企業にてSE、営業として働き妊娠を機に退社。地域でママ向けのイベント・講座を行う団体の代表をしている。 住んでる地域を楽しいところにしたい!という活動を展開中。好きな言葉は「なんとかなる」、子育てモットーは「死ぬこと以外はかすり傷」。