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2016.08.03

【企画人:A面】40歳にして30社以上の社外取締役を務める高野氏が語る「人との出会いがすべての道を開いた」

 

【インタビュー「企画人」 】
「企画人」は自由だ。働き方も自由だ。理想と現実のギャップを埋めるチカラ、「企画力」があれば、仕事も、はたらきカタも、プライベートも、人生はもっと自由にデザインできる。多様な企画力を駆使してその人らしい生き方を実現している先人たちを訪ね、「A面:生き方・働き方」「B面:企画のポイント」をテーマに話を聞く。

 

高野秀敏さん
 

今回の企画人は、「株式会社キープレイヤーズ」の代表取締役、高野秀敏さん。わずか40歳にして30社以上の社外取締役や役員、アドバイザーを勤める傍らで、国内、シリコンバレー、バングラデシュでエンジェル投資を実行する、投資家としての顔も併せ持っています。これまで「人の役に立つ」をモットーに、主にベンチャー企業を中心に「応援したい企業」と「応援したい個人」のマッチングを実施。3,000名を超える経営者から人、組織の相談、8,000人以上の個人のキャリア相談を行ってきたという、驚異的な実績を持つ高野さんの“課題解決力”に迫ります。

 

※記事は【A面—生き方・働き方】と【B面—企画のポイント】の2回に分けてお届けします。本記事は【A面】です。

 

社会人1年目から、いつかは独立するだろうと思っていた

高野秀敏さん

 

Q.まずは、高野さんのこれまでのキャリアについてお聞かせください

 

1999年に東北大学を卒業後、株式会社インテリジェンスに入社しました。人材紹介事業の立ち上げから携わり、営業、人事などさまざまな経験をした後2005年に独立し、ベンチャー、スタートアップへの人材紹介を専門に行う株式会社キープレイヤーズを設立しました。

 

Q.もとから独立志向でしたか?

 

入社した当初から、「いつかは何らかの事を自分でやっていくことになるんだろうな」とぼんやりとですが思っていました。またインテリジェンスには独立していく方が多かったので、その影響も大きかったですね。ただ「絶対に独立しなくちゃいけない」とまでは思っていなかったので、常に独立と会社勤めでの仕事を天秤にかけ、会社に残った方がよいと思えるまでは会社に残る選択を行ってきました

 

Q.では、高野さんを独立へと後押ししたのは何だったのでしょうか?

 

もともとベンチャーやスタートアップ企業をサポートするのが好きだったんです。ですがインテリジェンスのような大手企業が取り扱うにはマーケットが小さかったので、自分でやるしかないと思いました。

 

加えて、ちょうどその頃ポケットワイファイ製品が出てきた時期でもあったんです。「パソコンさえあればどこでも仕事ができる」というのはいまとなっては当たり前ですが、当時はかなり衝撃的で、そのことも独立への後押しとなりました。

 

インターネットで可能性を広げる

高野秀敏さん

 

Q.ビジネスにおいて、早くからインターネットを活用されていたんですか?

 

独立した2005年はちょうどWEB2.0世代と呼ばれる時代で、個人が自由に情報を発信できるようになっていました。個人ブログやSNSで情報発信を行うことは、求人・人材の領域に親和性があるという仮説を持っていたので、私はかなり早い段階で個人ブログを始めましたし、当時あったGREEのSNSサービスを利用してさまざまな人との交流もはかっていました。

 

Q.ブログやSNSは実際にビジネスに使えるのでしょうか?

 

ブログで個人の情報を頻繁に発信しているからといって、急に知らない人からコンタクトがくるということはほとんどないですね。私のことを誰かに紹介したいと思ってくださっている方が、私がどんな人物であるかを説明する紹介ツールとして活用されていたイメージです。

 

人との出会いが生んだ、投資家としての顔

高野秀敏さん

 

Q.投資家としての活動は、何をきっかけに始めたのでしょうか?

 

私の場合は、人からの頼まれごとに応えていたら投資家になったという感じです。それまでに色々な人との出会いを経験したことも大きく影響しています。20代の頃、「20代経営者の会」というのに参加していたのですが、グリー株式会社代表の田中さん、株式会社ドリコム代表の内藤さん、株式会社ネオキャリア代表の西澤さんなどとも、その会を通じて知り合いました。ですが出会いがすぐに仕事に繋がるという訳ではなく、同じ志を持っていたり、尊敬できる人たちと知り合えたということ自体が、仕事の幅を広げていく上でかけがえのない出来事となったのだと思います。

 

仕事において、考えることはあっても悩むことはない

高野秀敏さん

 

Q.人材紹介のエージェントや投資家としての活動は、悩みや気苦労も多いと思うのですが・・・・・・

 

信頼していた人がお金を持って逃げたり、頼りにしていた役員が同時に辞めたりするなど、経営者や投資家としてのピンチは一通り経験しています(笑)。ただ、私の場合3日以上悩むことってないですね。

 

悩んでいるというよりも、解決するためにどうすればよいのかを考えている感覚です。なので、大変なことも「悩み」としてあまり捉えたことはないです。逆に、仕事じゃない事に関しては大概悩んでいます。プライベートの方が、解決しないことって多いですよね (笑)。

 

Q.そんな高野さんは、今後どのような方向に進んでいくのでしょうか?

 

これまでは人との出会いに活かされてキャリアを積んできたのですが、今後は自分から積極的に何かに取り組んでいきたいと考えています。その一つが自社サービスの拡大。いまはインターネットを通した個人の転職活動が活発になってきていますが、エージェントの介在価値はまだまだ上げることができると思っています。

 

数が多い方が影響力も大きいので、まずは全国から優秀なエージェントを集めて組織化していきたいと考えています。自社のメリットは、働き方を柔軟に変えることができること。住む地域や国にとらわれずに仲間を増やしていく方法を探り、HR領域においてよりよいサービスを展開していきたいと思っています。

 

以上、【A面】では、高野さんのキャリアと仕事に対するスタンスなどについて伺いました。

 

後編となる【B面】では、自分の力を企画に活かすためのヒントと、高野さん流の「課題解決」について迫ります。

 

<つづく>

 

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この記事の筆者

島袋芙貴乃

Fukino Shimabukuro

編集者・ライター 月刊ライフスタイル誌の立ち上げ・編集、ブライダル情報誌の編集を経て2015年10月よりフリーランス活動を開始。プライベートでは海、山、星空、夕日が落ちるタイミングのマジックアワーが好きで、旅行は自然を満喫派。邪念を払って毎日ありったけの感謝だけを感じて生きることが夢。