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2016.08.09

【企画人:B面】誰もがジョブズになる必要はない。「ゴールドラッシュにつるはし」の企画ポジショ二ングを狙え

 

【インタビュー「企画人」 】
「企画人」は自由だ。働き方も自由だ。理想と現実のギャップを埋めるチカラ、「企画力」があれば、仕事も、はたらきカタも、プライベートも、人生はもっと自由にデザインできる。多様な企画力を駆使してその人らしい生き方を実現している先人たちを訪ね、「A面:生き方・働き方」「B面:企画のポイント」をテーマに話を聞く。

 

高野秀敏さん
 

今回の企画人は、「株式会社キープレイヤーズ」の代表取締役、高野秀敏さん。わずか40歳にして30社以上の社外取締役や役員、アドバイザーを勤める傍らで、国内、シリコンバレー、バングラデシュでエンジェル投資を実行する、投資家としての顔も併せ持っています。これまで「人の役に立つ」をモットーに、主にベンチャー企業を中心に「応援したい企業」と「応援したい個人」のマッチングを実施。3,000名を超える経営者から人、組織の相談、8,000人以上の個人のキャリア相談を行ってきたという、驚異的な実績を持つ高野さんの“課題解決力”に迫ります。

 

※記事は【A面—生き方・働き方】と【B面—企画のポイント】の2回に分けてお届けします。本記事は【B面】です。

 

人という資源を最大限に活かして課題を解決する

高野秀敏さん

 

Q.今まで、どのようにしてモノゴトの課題を解決してきたのでしょうか?

 

私自身、課題解決のための企画を立てるプランナー的な要素はないと思っていますが、常に「人の役に立ちたい」という思いを持って目の前の人と向き合ってきました。特に私のところには会社の組織変更やスタートアップを行う際の「人」で悩んでいる方が多くこられるので、人という資源を活かして最大限の効果を生むためのサポートをさせていただくことが多いです。

 

Q.人という資源を最大限に活かす方法とは?

 

私が特に大事にしているのが「座組み」です。この人は社長タイプ、この人は役員タイプ、また別の人はプレイヤータイプ、あの人は株主タイプで、あの人はVCタイプなど、その人のタイプや組織のカラーに応じて最適な座組みを常に意識しています。短期的な課題解決で終わるのではなく、中長期的に成果を出し続けることができるよう、組織やチームにとって最もフィットする座組みを意識して人材を紹介するようにしています。
 

誰もがスティーブ・ジョブズのような天才である必要はない

高野秀敏さん

 

Q.組織で活躍できる人になるには、どうすればよいのでしょうか?

 

自分にできることをよく知り、あらゆるカタチ・方法でそのできることを差し出し続けることです。よく、ゼロから何かを創り出すことが評価の対象となると思われがちですが、そういうことはスディーブ・ジョブズのような天才に任せておけばよいと思っています。

 

「時のうねり」をいち早く察知する能力を磨く

 

Q.ゼロから何かを創り出さずに活躍する方法とは?

 

私も含めて一般的な人の場合、常に時代の流れに敏感になり、何かが起こりそうなうねりを感じる能力を磨くことが大事だと思います。うねりの中で、自分に何かできそうなことはないかを考えるんです。そして歴史が変わるようなうねりは、いち早く察知することにこそ価値があります。そこで遅れをとってしまうと、よいと思っていたアイデアは既に誰かの手によって世間に出回っているかもしれません。

 

Q.時のうねりをいち早く察知するために、何かよい方法はありますか?

 

やはり人とのつながりが大事だと思います。その時々で活躍・注目されている人、ユニークなサービスや商品を提供している会社など、日頃から世間にインパクトを与えている面白い人たちの行動を注視しておくことで、時代が動く波が生まれる瞬間が見えるということはよくあります。また、そういった人たちと情報交換ができるくらいの仲になる努力をすることも、よいと思います。

 

「その時、何が必要とされているか」常に思考を巡らせる

 

Q.高野さん流のアイデアの生み出し方を教えてください

 

ゴールドラッシュが起きたときに、つるはしをつくるようなイメージです。みんなと同じようにゴールドラッシュに参加したところで一攫千金の保証はありませんが、つるはしをつくれば確実に重宝されますよね。こんな風に、時代の波がきた時に「何が必要とされているのか」、「そこで自分に何ができのか」を考えて生み出し続けられる人が強いと思います。

 

私自身は人からアドバイスを求められる機会が多いのですが、そんな時も「その人が今何を必要としているのか」、「その人にとって自分ができる精一杯のことは何か」ということを常に考えていました

 

また、生み出すアイデアは、すでにカタチのあるものではあまり意味がありません。例えば、既に一つの手法として出来上がっているキュレーションメディアを立ち上げたとしても、それを世間に“面白い”と思ってもらえる確率は少ないですよね。過去に例がない、目新しいアイデアにこそ、人は可能性を感じてワクワクすると思うんです。なので何か新しい企画を考える際には、これって価値があるものか、どうなるのかよくわからないけれども、未来への可能性を十分に感じでワクワクできる、かつ世間の人にとって役立つ・喜んでもらえるというポイントに光をあて、そこでチャレンジしていくことを意識した方がよいと思います。

 

これからの時代、チャンレジをした人が得をする

高野秀敏さん
 

Q.今後、企画人として活躍できるのはどんな人だと思いますか?

 

いまは個人という小さな単位でも活躍できる時代。チャンレジの数が多い分、注目も浴びやすくなると思います。常に時代の流れにアンテナをはり、新しい兆しを感じたときには瞬発力を持って自分にできる最大限のチャレンジをする。これを繰り返していける人が、これからの時代に活躍のフィールドを広げていくことができる人だと思います。

おわりに

 

「自分は本当に普通で、人との出会いを活かすことで何となくキャリアを積んできただけ」と謙遜して話す高野さん。

 

しかし「人という資源を最大限に活かした」課題解決を行い、組織や人の継続的な成長をサポートできるのは、人を見極める超一流の目を持ち、チーム編成における抜群のセンスを持っている高野さんだからと言えるだろう。

 

今後はHR領域におけるよりよいサービス提供のため、積極的に自ら仕掛けていくと語る高野さん。天性の人を見る目とセンスで自らの会社をどのように成長させるのか、これからの高野さんにも大注目である。

 

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この記事の筆者

島袋芙貴乃

Fukino Shimabukuro

編集者・ライター 月刊ライフスタイル誌の立ち上げ・編集、ブライダル情報誌の編集を経て2015年10月よりフリーランス活動を開始。プライベートでは海、山、星空、夕日が落ちるタイミングのマジックアワーが好きで、旅行は自然を満喫派。邪念を払って毎日ありったけの感謝だけを感じて生きることが夢。