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2017.03.17

【企画人番外編】子どもに必要なのは面白く働く親の背中!

社内外に7枚の名刺を持つ株式会社パソナの湯田健一郎さん。企画人インタビューの中に湯田さんの原点となる印象的な子ども時代のエピソードがあったので、【番外編】としてご紹介いたします。(湯田さんの企画人【A面】【B面】もぜひお読みください)

 

なにかをはじめたら、すぐ次にはじめることを考える

幼少時代の湯田さん


 

Q.7枚の名刺を持つ湯田さんができたポイントってなんですか?

 

1番わかりやすいのは親の背中です。とくに父親の言葉で「自分の人生はオリンピックだ!」というのがありまして。父親は30歳で起業してから、この言葉どおり4年に1度のペースで会社をおこしていました。もちろんすべて成功するわけではないので、いっぱいつくっていっぱいつぶしていましたね。この姿を見ていて、好きなことを追いかけていいとも思わせてくれました。また、やりはじめたら進んでいけばいいのであって、1つのことを生み出したのちずっと温めるのではなく、はじまったら推進力に任して、次のほかのことを考えるという意識にもなりました。

 

この意識のお陰で、興味があることがいっぱいあって、色んなことにこだわらずにやってこられた20代、そして幹が太くなっていった30代として、今の複業スタイルに繋がっていると思います。

 

飼いはじめたイノシシが20頭に?! 好きなことをとことんやってみる!

当時の湯田家の庭のイメージ(イノシシ20頭!)

 

Q.その他にも親の影響を受けたことはありますか?

 

先ほどの「好きなことを追いかける」というのは、仕事以外でもそういう姿を見せてもらいました。たとえば、父親の趣味に狩猟があり、ある時、自宅にイノシシがぶら下がっていて、突然「今日は解体します」とイノシシの解体をはじめたりしました。また、イノシシを飼ってみようということになって、数年のうちにイノシシが20頭庭先にいたこともありました。家の前を通るバスから写真を撮られたりもしていましたね。やりたいことがあったら、とりあえずやってみるという姿勢が親を通して身に付いたと思います。

 

あとは、小さい頃は両親とも働いて家にいないことが多くて。ごはんも、片付けも兄弟3人でやっていました。よく親が「うちは子どもが3人いるから部屋が片付かない」と嘆いていましたが、実際は子どもが片付けて、親が散らかしていたんだよなと、大人になって思い返したり。また、両親が忙しいこともあり、参観日や遠足には親の会社の従業員の方が来てくれたりという日々でした。

 

今思えば、親がいろんな人に触れさせてくれて、また何ごとにもチャレンジする機会を与えてくれたと思っています。

 

自分で考えるくせがついた高校時代


 

Q.そのほか子ども時代のエピソードで今に繋がることはありますか?

 

高校は、中学校時代の校長先生の薦めで、教育システムの研究という目的で創設された文部省管轄の実験校の高校に1期生で入りました。全寮制の学校で、「自分で考える」ことを大切にしている面白い学校でした。たとえば、遠足をするために、わらじを編んで履いていく。BBQをするなら、炭を探す。また炭はなんでここにあるのか? 火山の成り立ちを調べて学ぶなどのスタイルでした。

 

教育を変えたい! 面白くしたい! でも大事なのは親?


 

Q.すごく面白い高校だったんですね。

 

高校で面白い体験をし、さらに大学のゼミもとても楽しくて、学ぶというのは楽しいなという想いから、教育に興味を持ちました。ただ自分たちが卒業した高校は、たまたま卒業生の進路がよかったこともあってか、だんだん教育推進校=受験校のような側面も強くなってしまい、今は私たちが学んだスタイルからは変わってしまった部分もあります。だからこそ、教育を変えて面白くしたいと思うようになりました。

 

ただいかに学校の先生がよい教育を行い、学校が面白かったとしても、家に帰った際、一番身近な親が、「仕事に疲れた……、つまらない……」と日々言っていたら、子供が輝く大人になろうと思えないのではと思いました。じゃあ親を変えるにはどうすればいいか? 親が1番時間を過ごしているのは、仕事であり、それなら働き方から変えていかないと! と思ったのが今の会社に入った理由であり、今「テレワーク」や「クラウドソーシング」など働き方の多様性をテーマにしている理由です。

 

おわりに

 

親の働く姿勢、人生を楽しむ姿勢から今につながった湯田さんだからこそ、親の働き方への関心につながったのかもしれません。働き方の多様性としてもクラウドソーシングは1つの有効なツールです。さらに新しいことをしかけるときに湯田さんは社外の人も巻き込もうとします(【B面】で詳しく聞いています)。そのときに必要なプラットフォームのひとつになるのもクラウドソーシングです。クラウドソーシングの普及への取り組みは、湯田さんらしい選択なのかもしれません。

 

この記事の筆者

yoko koga

こが ようこ

IT企業にてSE、営業として働き妊娠を機に退社。地域でママ向けのイベント・講座を行う団体の代表をしている。 住んでる地域を楽しいところにしたい!という活動を展開中。好きな言葉は「なんとかなる」、子育てモットーは「死ぬこと以外はかすり傷」。