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2016.08.01

【企画人:B面】横田親さん(兵庫県丹波市市議会議員・小商い塾主催)/人が動きたくなる仕組みをつくる企画力

 

【インタビュー「企画人」 】
「企画人」は自由だ。働き方も自由だ。理想と現実のギャップを埋めるチカラ、「企画力」があれば、仕事も、はたらきカタも、プライベートも、人生はもっと自由にデザインできる。多様な企画力を駆使してその人らしい生き方を実現している先人たちを訪ね、「A面:生き方・働き方」「B面:企画のポイント」をテーマに話を聞く。

 
横田親さん画像
 

今回の企画人は、兵庫県丹波市にて市議会議員を務め、さらに小商い塾の主催など幅広く活躍されている、横田親さん。会社員、農家、フリーター、NPOスタッフ、個人事業、市議会議員と新しいキャリア形成の企画力に続き、リクルートエイブリック時代から実践されている「人が動きたくなる」仕組みをつくる企画力に迫ります。

 

※記事は【A面—生き方・働き方】と【B面—企画のポイント】の2回に分けてお届けします。本記事は【B面】です。

 

人が動きたくなる仕組みづくり

横田親さん画像
 

Q.前回、2ヵ月フリーターという困難を解決したお話を伺いましたが、その他にも何か困難はありましたか?

 

ぼくは、誰かがうまくいったと喜んでいるのを見て、はしでニヤニヤしていたいのです。だから、自分の手柄を求めることはないし、もともと興味もないのです。そして、自分で手柄を独り占めしても、誰も、ぼくもそもそも喜びません。誰かのなにかの助けになることの方が楽しいし、みんなからの応援や支援も集めやすいですしね。
そう思ったきっかけというのは、リクルートエイブリックにいた26歳のときに現状の仕組みに疑問が生まれて、新しい仕組みを導入したことがあります。

 

最初はだれも自分の話は聞いてはくれませんでした。でも部署の過半数に声をかけてから、支社長に話を持っていきたいと思っていたので、まずは少し先輩の2人に声をかけました。そうすると、2人は新しい仕組みを導入することを賛成してくれました。

 

そこで、その2人から新しい2人に声をかけてもらったのです。そうするとさらに賛成してくれた2人を通して、次につながっていく。根回しで人につながっていくのが見えました。最終的には、3か月後に新しい仕組みが導入されて、自分が言い出しっぺということでリーダーになり、その半年後には結果が出て、関西全体に広がっていきました。

 

この経験で「自分でなんとかしたい!」という気持ちと行動の限界を感じて、自分の想いをあえて人に伝えてもらったほうが、物事が進むことがあるんだということがわかりました。そして、そのことが相手の成功体験となり、頑張れる状況が生まれる。ここから自分の課題はちゃんと人に手柄を渡して、頑張れる仕組みをつくることになりました。

 

リーダーをつくるという企画

横田親さん画像

 

Q.いまも人が頑張れる仕組みづくりはされていますか

 

僕は、丹波の魅力を伝える目的のもと、“美味しいごはんをみんなで食べてお花見をしよう”という大人のお花見企画で、1人で企画して100人くらい集めました。そしてこれを続けるには自分がいなくても開催される仕組みづくりが必要だと思いました。

 

そこで、まずは「リーダーをつくる」という方向性での企画づくりをしていきました。まずは本人のしたいことをしっかりとお聞きし、そのイトに合致した企画を共に考えてから、あらかじめ自分がずっと続けていく意志はないことを伝えます。

 

1年目は自分がリーダーになり、リーダー候補の方に近くで見ていてもらう。そこで絶対にうまくいくことを証明し、困難があっても絶対にやりようがあることを体感してもらいます。そのあとは、徐々に役割を交代し、3回~8回かけて最後は1人で成功してもらう。これで成功すると、相手はどんどん色んな企画を立ち上げたりと物ごとが進んでいきます。

 

3つの課題を解決する

横田親さん画像
 

Q.現在手掛けているプロジェクトはありますか?

 

いまは「価値への不安」「挑戦への不安」「存在への不安」という3つの課題に取り組んでいます。

 

まず、もっとも根本的な「存在への不安」というのは、「デキる人・ステキな人じゃないと存在してはならない」という不安を「存在に理由はいらない」と思ってもらうものです。4年で50回以上実施しているお坊さんの「Bows-Cafe」や、身体だけでなく、心も柔らかくということで「やわらかい(会)」を整体師さん主導で開始しました。

 

そして「挑戦への不安」は、100人プロジェクトを開催してもらう。過去にやったものでは100人駅伝や泥んこ運動会、100人登山など。100人の集客の大変さと楽しさを知り、人を巻き込む体験を重ねてもらうものです。そのほかにBirthdayと言って、なにかやりたい人がプレゼンをして、それに参加者がアイディアを出し、一緒にやっていく仲間をその場で募って、1回目の会議まで実施するというものもやっています。両方2年目ですね。

 

そして「価値への不安」は、自分は収益を上げられるのか?と言う不安です。これは「小商い塾」を主催しています。自分の仕事以外の好きなもので収益化できるか?と。“できない”じゃなくて、“できる?”と思ってスタートしてもらって、本気度の高い人だけ集めたコミュニティに育てる予定です。丹波市で6人の生徒さんからスタートし、長野、東京と開催しました。次は福岡の予定です。今後はオンラインでもやっていきます。

 

おわりに

 

いかに人を巻き込んで、その巻き込まれた人が自立的に物ごとを進めていくようになるかを考え、実践している横田さん。

 

今後、小商い塾にて、自分自身の生み出せる価値に気づき、地域で行動するリーダーがたくさん生まれていくのではないでしょうか。お話のなかで感じたのは、とにかく強いメンタルを持ち、ひたすら行動していく姿でした。その原点となる、大学時代のエピソードや、まさにそのメンタルと行動力を示した選挙立候補の裏側はまた番外編としてお届けしますので、お楽しみに!

 

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この記事の筆者

yoko koga

こが ようこ

IT企業でのSE、営業ののち、4年のブランクを経てアイクリエイトで修行中。地域でママ×○○として「やりたい」が育つ『ツナグバ』という場づくりに奮闘中。