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2016.03.20

誰もがもっとクリエイティブになれる!『発想力の鍛え方』クリスチャン・ステーディル氏(著)

 

発想力の鍛え方

 

こんにちは、「発想」より「妄想」が得意なきくのです。

 

企画をするときに求められるのがクリエイティビティに富んだ発想力。これは、特別な力を持った誰かしかえられないものなのでしょうか?

 

あるいは、その秘訣を知ることで生み出せるようになるものなのでしょうか?

 

できることなら、その秘訣を知り、「発想力」を高めたいところ。

そこで今回は、その「発想力」を鍛える方法を解き明かしたクリスチャン・ステーディル氏,リーネ・タンゴー氏著『世界で最もクリエイティブな国デンマークに学ぶ 発想力の鍛え方』をご紹介します。

 

クリエイティビティはどこにでもある

発想力の鍛え方

 

本書は、クリエイティビティはどこにでもあるという前提に立って書かれている。

 

という文章から始まる、この書籍。

 

本書では、クリエイティビティが発揮された具体的事例について、それらを生み出した人・企業に対するインタビューを複数紹介する形で構成されています。それを通じて、クリエイティビティは誰にでも発揮できるものだということを教えてくれます。

 

ここで紹介されている具体的事例は、日本と同様に資源に乏しい小国でありながら、国民所得は日本をはるかにしのぎ、かつ国連が発表している国民の幸福指数では世界一というデンマークの事例です。この国では、”レゴ”や”ヒュンメル”、世界一の人気レストラン”noma”、などアート、建築、デザイン、イノベーションの先駆的事例を圧倒的に輩出しているのです。

 

『amazon』の内容紹介には、こうあります。

 

実践知の得やすい「プラクシス」構造で編集

 

本書は、ミュージシャン、作家、弁護士、企業経営者、ビジネスデベロッパー、アーティスト、広告主、デザイナー、起業家など第一線で活躍するデンマークの人々への豊富なインタビューを通し、その生き様やクリエイティビティを生み出す秘訣に迫るものですが、単なるノウハウのまとめ本ではありません。

 

世界各国の哲学者、人類学者、社会学者、心理学者、経営学者などの文献を渉猟し、その論理的な視座を、インタビュー相手が語る経験や金言に当てはめ、解釈を加えることで、実践知を得やすい構造(理論と実践を行き来しながら実社会の知的生産を育む「プラクシス」構造)となっています。

 

(amazonの内容紹介)

 

まさに、複数の事例から解き明かされる「発想力の鍛え方」には、深い説得力があります。

本書で、私が共感したのは、

クリエイティビティとは、新たなものを生み出し、自分自身を変化をもたらす者として捉える勇気を持つことです。

というところ。

そして、そのことを可能とするための大切なポイントを導いています。

例えば、
 

  • クリエイティビティは既存の知識や概念の境界、組織や人の境界、緊張関係上でこそ、その力を発揮できるものなのだ
  • 一見すると意味のないように思える休憩時間がイノベーションへと向かう出発点
  • 成長と制約は、創造プロセスにおける最強の組み合わせである
  • 危険な状況にあえて飛び込み、ミスを犯したり、そのことを認めたりする勇気を持ち、抵抗にあっても戦い続ける強さが必要

 
・・・・・・など。

 

言葉は違えど、これまで「企画人」のインタビューの中でお話しいただいてきたことと、重なる要素が多数あることに気づきます。課題を解決するために企画を生み出す過程は、まさにこのクリエイティビティが発揮されていた現場だったのですね。

 

まとめ

 

本書では最後に、「自分の望む通りに物事を運びたければ、まず自分から行動せよ」というメッセージを読者に与えています。多数の事例を丁寧にひもとき、その要素を分析しつくして、「発想力の鍛え方」をこうしてつまびらかにした背景には、そのことが誰でも可能だというメッセージとともに、とにかく行動に出ることを後押しする著者の強い思いがあったのですね。

 

ということで、今回は「行動を掻き立てられる度★★★★★」とさせていただきます!

 

結論だけを聞いても、実際それってどういうこと?と思われた方。本書を手に取り、リアリティのあるインタビューの数々を読むことで、ご自身なりの結論を導き出してみるのも本書の楽しみ方の一つかもしれませんね。

 


*『世界で最もクリエイティブな国デンマークに学ぶ 発想力の鍛え方』
*クリスチャン・ステーディル (著)
スポーツ衣料メーカーhummelオーナー。トアニコグループCEO。
リーネ・タンゴー (著)
オールボー大学心理学教授。「クリエイティビティに関する文化心理学国際センター」共同ディレクター。
*出版社:クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
*2014-11-27


 

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この記事の筆者

きくの ようこ

きくの ようこ

人生・ナリワイを自由にデザインし、実現できる社会になればいいな、という願いを胸に、ライター、コーチ、ファシリテーターなどを生業とする。東京に居を構えながらも地方や森に出没することが多い。特技は、人の強みや夢を絵に描くこと。