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2015.12.14

どくばりで戦い続ける? 手段が目的・目標化しがちな人におススメの1アクション

 

【企画のいろは】そもそも企画って何? 企画力を身につけるにはどうしたらいいの――? この連載では、ゼロからでも始められる企画のあれこれをつぶやいていきます。

 

こんにちは。粟田あやです。

 

「手段の目的化」。手段がいつのまにか、目的になってしまうこと。企画あるあるですが、先日あった事例から……。

 

「やっぱりインスタ!!!」???

ひらめきの瞬間

 

先日弊社でもこんなことがありました。※下記ちょっとデフォルメした小芝居になっております。

 

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スタッフA 「あわたさん! 例の件、企画まとまりました! インスタです!」

 

粟 「インスタ?? なぜ??」

 

スタッフA 「若い、感度の高い子にリーチできていないのが課題で……(中略)。とにかくインスタです! こんな絵もあんな絵もツールに使えそうです!」

 

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スタッフの彼女は、私がひと粒で何度かおいしい施策を好むことをよく知っていての話だったのですが、後半は、こんなことができるメリットのプレになってしまいました。

 

これ企画を考えている過程あるあるですよね。

 

本来、何を解決したくって、企画をまとめていたのか、から外れてしまい、ちょっといい施策を思いついたら、そこに固執してしまい、課題を見失う……、そのパターンです。

 

いわば、ドラクエで言うと、メタルスライムを倒したくって、確実に1はダメージを与えられ、ときには会心の一撃がある「どくばり」という武器を思いついて、そこに固執してしまい、普通の敵にもどくばりで戦い続けるようなものです。ドラクエでは絶対しないものの、企画ではありがちです。

 

武器をひらめいた、その瞬間が企画のキモ!

武器

 

実は、彼女も、課題について考えて考えた結果、「そうだ!インスタだ!」と思いついているわけですが、その瞬間にしっかり課題への考察ができているんです。脳が考えぬいたらからこそ、手段が降ってくるのです。なのですが、その思いついた手段にどうしても固執してしまって、なんでこの手段だったか忘れてしまい、少しピンとがずれた企画にまとまってしまうことがなんと多いことか。気をつけていないと自分も陥りがちな穴です。

 

大事なのは、その手段をひらめいたその瞬間の思考なのです。この思考をブラさないことが大事です。

 

いわば、簡単にいうと

  • メタルスライムを倒すぞ! →【目標・目指す状態】
  • でもメタルスライムは、HPは少ないけど、確実にダメージ与えるか、会心の一撃か、でいかないといけない。普通に戦っても、ダメージ与えられないターンが多すぎて、逃げられる!(目的への課題考察)
  • そうだ!どくばりだ!(ソリューションのひらめき)

 

このあと、どくばりでメタルスライムでなく、いたずらもぐらなんかを倒し続けようとしてしまうのが、あるあるで……

 

実は企画で大事なのは、2つ目の課題の考察なのです。ここが地味な作業で、ソリューションのひらめきの方がインパクトが大きいので人はそちらにひっぱられてしまうのですが。

 

私は必ず、「え? なんでその案を思いついたの??」、「どう考えてそこにたどりついた?」と確認するようにしています。案そのものより、その背景の方が大事だからです。ひらめきの直前にヒントはたくさんあり、ここをしっかりおさえることができると、ソリューションの幅が広がります。

 

実際、インスタを思いついた彼女。ひらめいた過程を話している中ではとても筋のよい考察をしていたのです。考えるセンスはよいのです。よく手段が目的化してしまいがちの方は、一度思いつたときの直前に自分の思考プロセスを巻き戻し、メモを確認してみてはいかがでしょうか???

 

まとめ

 

  • 手段の目的化は、企画を考えている過程でよくあること。
  • 大事なのは、立ち止まって思いついた手段に固執せず、なんでこの手段を思いついたのかを大事にする。

 

 

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この記事の筆者

粟田 あや

粟田 あや

化粧品、コンサル、人材業界を渡り歩く。営業から企画、採用を経験し、独立。コーポレートブランディング・教育・商品開発・PRなど、ブランディングにまつわる幅広いプロジェクトに日々奔走(迷走?) モットーは「迷ったらやっちゃえ」