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2016.01.04

企画のプロが伝授!?~アイデア出しの前にやるべき3つのこと~

 

【 企画のいろは 】
そもそも企画って何? 企画力を身につけるにはどうしたらいいの――? この連載では、ゼロからでも始められる企画のあれこれをつぶやいていきます。

 

企画を立てるときは、何からはじめる?

紙とペン

 

企画を立てるとなると、さっそくアイデアや案に取り掛かろうとする場面を見かけることがよくあります。また、企画のノウハウといえば、「発想法」を連想する人も多いのではないでしょうか?

 

実際、「アイデアの出し方」や「発想法」が書かれた書籍もたくさん出ています。

 

しかし、その通りやってみてもなかなかこれといったいい企画が出てこない、グルグルして行き詰まる、挙句の果てには迷宮入り……なんてことはありませんか?

 

これは企画あるあるで、この迷宮から何度SOSをもらったことでしょう……

 

実は、具体的なアイデア出しをはじめる前にこそ、その企画の質を決定づける重要なステップがあるのです。

 

企画に行き詰まるのはなぜ?

 

そもそも、アイデア出しからはじめると、なぜ、うまくいかないのでしょうか?

 

それは、そもそもの解決の軸やゴールが明確でない状態で、いくらよいアイデアを出しても、その中で、本当に有効な企画を選ぶ基準がないからです。たくさんアイデアを出したところで、ただの思いつきだったり感覚だったりしてしまいます。そのため、そのアイデアを元に企画を進めようとしても、ブレやすく、納得感を得ることができず、人を巻き込むことはできません。

 

企画の良し悪しを決定づける9割はここ!

山道白背景

 

では、どうすれば、よい企画が立てられるのでしょうか?

 

まずは、「企画」の本質を捉えることからはじめてみたいと思います。

 

以前、そもそも「企画」って何? “山登り”に例えてわかる企画の定義でもまとめましたが、企画を山登りに例えたときに、企画とは頂上(目指す姿)と麓(現状)を明確にし、その間の登山ルートを登る(そのギャップを埋める)ことといえます。

 

ですので、こうした全体地図がないことには、具体的なアイデア出しをしたところで、楽しいけれど不毛なことに終わってしまうわけです。

 

アイデア出しをする前にやらなきゃいけないステップをもう少し詳しく分解してみましょう。

 

① 登りたい山の頂上の姿(→目指す姿)をできるだけ明確にする
② 麓の状況(→現状)を冷静に把握する
③ 頂上と麓を線で結ぶ(大まかな企画の筋を立てる)
*そこで障害となるものは何かをつかむ(→課題整理)
・アタリをつける
・方向性が見える
*それを踏まえた登山ルートを想定する(→ソリューションの方向性)
・どんな道のりになるのかを想定する

 

ここでのポイントは、「頂上から麓へ線で結ぶ」こと、つまり企画の筋を想定することです。点の発想では、企画を実現しようとしたときに人は巻き込めません。ここまでできて、はじめて、アイデア出しをはじめることができる、というわけです。

 

ゴールが明確で、障害と解決の筋が想定されている上で、その解決のための具体的なアイデアを出しに取り掛かることができるからです。この準備さえできれば、企画の9割が成功したも同然、といっても過言ではありません。

 

ただ重要性はわかりつつも、実践するのは、なかなか難しいのですが……。このステップの質をあげるためには? という質問はよく受けます。ここについても、いつかつれづれ書いてみたいと思います。

 

まとめ

 

  • 解決の軸やゴールが明確でない状態で、アイデアを出しても企画にはならない。
  • 企画の山登りでは、頂上から麓へ線で結ぶことができれば、9割できたも同然。
  • 全体地図が明確だからこそ、有効なアイデア出しが可能になる。

 

立てた企画が実行され結果を出せるようにするには、実は、この地図を描く過程においても、大事なツボがあるのです。次回はそのツボを解き明かしていきたいと思います。

 

 

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この記事の筆者

粟田 あや

粟田 あや

化粧品、コンサル、人材業界を渡り歩く。営業から企画、採用を経験し、独立。コーポレートブランディング・教育・商品開発・PRなど、ブランディングにまつわる幅広いプロジェクトに日々奔走(迷走?) モットーは「迷ったらやっちゃえ」