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2016.03.24

「考え続ける」のもスキル!? これだけは意識したいひとつのこと

 

【 企画のいろは 】
そもそも企画ってなに? 企画力を身につけるにはどうしたらいいの――? この連載では、ゼロからでもはじめられる企画のあれこれをつぶやいていきます。

 
企画のいろはの画像
 

企画力をあげるには、考え、行動し続けるしかない

 

「企画力を身につけるにはどうしたらよいですか?」とよく聞かれます。

 

気の利いた言葉がいえればよいのかもしれないですが、今の私には、これはもう「経験値」というか「場数」というかしかないんです・・・・・・。こう答えると多くの反応が「ですよねー」。みんなわかっちゃいるけど・・・・・・なのでしょうか。

 

でも実際、どれだけ自分のアタマで考え続け、行動し続けることでしか、鍛えることができないと感じています。

 

以前、企画人でも取材させていただいた福田智洋さんの言葉。

 

「思考の総量だけが、企画の質を決める」

 

デザインの大御所の原研哉さんの言葉「思考の総量だけがデザインの質を決める」を意識したものだそうです。シンプルだけど深い言葉です。考えて考え抜くしかない。本当そうだなと。

 

「考え続ける」のもスキル

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「考え続ける」ことは、才能でもあり、スキルでもあると思います。

 

前述の福田さんは、ノートとペンがあれば何時間でも考え続けられるそうです。もうこれは「才能」レベルのにおいです。では、ノートとペンがあっても、そんなにネタが出てこない人は、どうすればよいのでしょうか?

 

「スキル」としては身につけることができるのでしょうか? ここは私の最重要自由研究テーマのひとつです。その「考え続ける」スキルを考えるためにも、今一度、企画のプロセスについて振り返ってみたいと思います。

 

以前も書きましたが、

企画はあくまで、課題を解決するためのもの。目指したいゴール(課題が解決された状態)を山の頂上に例えると、現状(課題がある状態)は山のふもと。企画とは、このギャップを埋めるものです。

 

なので、やることは、

 

  1. 課題が解決された理想の状態、目指したいゴールを描く
  2. 課題がある現状を正しく把握
  3. 上記「1.2」を結ぶ解決策を洗い出し選び取り、実施する

 

の3つ。1と2、どちらが先か?というのは、諸説あるかと思いますが、私はいったりきたりします。

 

きっかけは現状の「不」からはじまることもあれば、クライアントのばくっとした「理想」からはスタートすることもあります・・・・・・。この「1.2」の繰り返しでより鮮明にしていく作業をするのだと思います。少なくとも最初からバシッと描けない凡人の私は。いわばデッサンのように、おぼろげに輪郭を描きながら筆を重ね、どんどん明確にしていくイメージです。

 

考え続けるポイントは理想を描く。「自分と仲間に夢をみさせるチカラ」がエンジンになる

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私が感じるのは意外におろそかにされがちなのが、この「1」を明確にすること。「1」を描くことにパワーをかけず、「2」の現状分析で、課題特定し、ソリューションにいってしまいがちだと思います。現状分析で課題が特定されているのであれば、いいじゃないか、と聞こえてきそうですが、私はこの「1」を明確にすることが、よい企画のキモになると感じています。

 

具体的には、

 

  • 自分が絶対実現させたい!とドライブがかかる
  • 理想の状態が魅力的だと、協力者、仲間も集まる
  • 課題特定の幅と深さが出るので、ソリューションの幅が広がる

 

これらはすべて考え続けるエンジンになるような気がするのです。

 

「1」のプロセスをあいまいにし、「2」「3」のみでも、一見、企画は成り立ちます。この「1」がないと、考え続けるモチベーションが続かなかったり、仲間も集まらなかったり、企画のスケールが小さくなりがちだったりすると感じています。視点のレイヤーが低いと、視界も狭く、目の前のやるべきことでいっぱいいっぱいになってしまうことも多いのでは・・・・・・

 

私は企画(施策案レベル)にアドバイスを求められると、その施策がすべてうまくいったとしたらどんな状態かのグッドストーリーを確認するようにしています。

 

この「1」を描くチカラ、自分や他人に夢をみさせるチカラは、結果を出している企画人に共通しているなと感じます。ではこのチカラどう身につけるのか?となると、語りだすと長いのでまたの機会に。結局ここも意識して考え続けるしかないと思うのですが・・・・・・ただここはロジカルというよりひらめきの方が近い領域な気がします。

 

本日の記事は自戒もこめて。アタマではわかっていても、視界が狭いなと感じたら立ち返りたいものです。

 

まとめ

 

  • よい企画のため、企画力をあげるには自分のアタマで考え、行動する場数しかない
  • 企画は課題の特定だが、現状分析、課題特定の繰り返しだと想定の範囲内の取り組みしか出てこない
  • 自分と周りを惹きつける目指したい姿を描けるかどうかが、企画のスケールと質を決める

 

 

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この記事の筆者

粟田 あや

粟田 あや

化粧品、コンサル、人材業界を渡り歩く。営業から企画、採用を経験し、独立。コーポレートブランディング・教育・商品開発・PRなど、ブランディングにまつわる幅広いプロジェクトに日々奔走(迷走?) モットーは「迷ったらやっちゃえ」