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2016.11.25

アンチブラックフライデー!? ブラックフライデーの新しい過ごしかた提案!

optoutside

 

こんにちは、yonagaです。

 

近年、日本でも取り入れはじめる企業が増えてきている『Black Friday(ブラックフライデー)』。アメリカ合衆国では、このブラックフライデーが年間で最もショッピングが行なわれる日といわれています。

 

ショッピングモールや電化製品店の前に深夜から行列ができ、一日中買物を続ける人もいます。各企業が年々ブラックフライデーのオープン時間を早め、この深夜の行列は年々加速していますが、逆にアンチブラックフライデー企業も出はじめているようです。

 

今回は、このアンチブラックフライデーについてご紹介したいと思います。

 

ブラックフライデーとは?

 

アメリカ合衆国で、Thanksgiving Day(感謝祭)は11月の第4木曜日であり、その翌日の金曜日がブラックフライデーとなります。

 

感謝祭の日からクリスマス商戦がはじまり、ブラックフライデーは正式には祝日ではないけれど、休暇になることが多いようです。

 

1961年頃にフィラデルフィアではじまりました。この日、フィラデルフィアの警察が、買い物客でごった返した道路を整理する仕事が増えたため「真っ暗な金曜日」と呼んだことがきっかけだそうです。それが今では、伝統とも呼べるブラックフライデーの名前になるとは思ってもいなかったでしょうね(笑)。

 

その後、フィラデルフィアの新聞が、小売店などで売上が増えて黒字(ブラック)になるということを発表し、ブラックフライデーは良い意味で全米へと広まっていったそうです。

 

ちなみに、ブラックフライデーに対し、感謝祭の次の月曜日は「Cyber Monday(サイバーマンデー)」と呼ばれています。オンラインショッピング業界のブラックフライデーであり、オンラインショップなどでバーゲンセールが行なわれ、週末の連休明けに出社したビジネスパーソンが多く利用しているようです。

 

バーゲンセール時の商品の価格は半額以下になり、ブラックフライデー、サイバーマンデーを含めたクリスマス商戦で、年間の約4割の売上を占めているといいます。

 

反対する勇気、ブラックフライデーにあえて休業で、宣伝効果を!

blackfriday
 

さて、消費者、企業、どちらも“Win-Win”に見える、このブラックフライデー。しかし、近年加速を続けている過剰消費でいくつか問題も起こっています。

 

感謝祭とは家族と過ごす日(日本でいう元旦のような)であり、数年前まではほとんどの小売店などは休業していました。ところが、企業間のバーゲンセール競争が過熱し、従業員は感謝祭に深夜の出勤を強いられ、不満の声が積もっています。

 

さらに、前日から行列するお客さんが増え、お店がオープンすると共におしくらまんじゅう状態になり、そのお客さんたちの下敷きになった従業員が死亡する事故が起きたり、お客さん同士の揉め合いが発砲事件になってしまったり・・・・・・。

 

こうした状況を受けて、アンチ消費主義を訴え、あえてブラックフライデーに休業する店が現れました。

 

全米に約150店舗あるR.E.I.というアウトドアショップ。この企業が「ブラックフライデー休業」宣言をしたのです。それに代わり「私たちと一緒にアウトドアで過ごそう」というキャンペーンを展開しました。R.E.I.は全店休業にし、スタッフ全員が”アウトドアで過ごすため”に有給休暇をとったのです。

 

R.E.I.がこの決断に至ったのは、近年ブラックフライデーの競争が年々激化し、社会問題となっているからです。

 

マーケティングの視点で考えると、R.E.I.のウエブサイトでこの活動“#OptOutside”を拡散するよう伝え、このように発表したことにより、多くのメディアに取り上げられ、少なからず宣伝効果はあったはずです。なので、ブラックフライデーを休業にしたとしても、この宣伝のおかげで収益を上げることにつながったでしょう。

 

新ブラックフライデーの動き『Free Park Friday』

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上記のR.E.I.のキャンペーンに便乗するように、全米の州立公園が素敵な提案をしました。

 

それは、ブラックフライデーに州立公園への入場を無料にする、その名も『Free Park Friday(フリーパークフライデー)』というものです!

 

世界遺産に指定されているレッドウッド州立公園が、ブラックフライデーは入場料無料と決め、「新しいブラックフライデーの伝統を築きはじめている」とSave the Redwoods League CEOのサム氏が発表しました。

 

アメリカ合衆国には 、数多くの素晴らしい州立公園とトレイルができる整った環境があります。このフリーパークフライデーは、アメリカらしい提案だと思います。

 

自然の中で家族や友人と一緒に、運動やリラックスをして時間を過ごすことは、リフレッシュするのに最適な方法です。ショッピングモールやオンラインショップでお金を消費するのではなく、前日の感謝祭で食べたターキーのカロリーをアウトドアで過ごして消化しましょう!

 

このトレンドは徐々に広まり、いつしかブラックフライデーは本当にフリーパークフライデーに変わる日がくるかもしれませんね。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

日本では元旦にお店を開けて福袋を販売し、それに前日から行列をなす消費者。これはアメリカのブラックフライデーと全く同じといえるでしょう。

 

私は日本から離れてから、とくにモノの価値について考えるようになりました。常に旅をしているような生活なので、買物が大好きな私が購入を控えています(笑)。でも、最小限のモノだけで生きていけます。

 

消費しなければ経済は回らないので賛否両論なのですが、過剰消費の波に呑み込まれず、購入前に必要かどうかは十分に考えるべきでしょう。

 

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この記事の筆者

Yonaga Kayoko

Yonaga Kayoko

アパレルデザイナー、コンサルタントアシスタントを経て、海外ノマド生活を決意。いろんな国を周り、現在はカンボジアに拠点を構えて活動するグラフィックデザイナー。ドイツ人夫とネコ3匹とドタバタな日々を送る。