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2016.07.27

中途入社者の4割以上が社員紹介! ビズリーチの採用企画力の肝! リファーラル・リクルーティング

ビズリーチ

 

こんにちは、企画ラボ編集部「採用の企画力」担当の中村です。

 

前回に続き、今回は、ビズリーチの急拡大の“肝”となった社員紹介にフォーカスし、ビズリーチ流の「リファーラル・リクルーティング」に迫りたいと思います。

 

現在、急拡大中の同社では、2015年実績で約80名が社員紹介経由で入社し、年間の中途入社者の4割以上を占めると言います。それは、まさに、同社の採用チャネルの主軸となる施策が「リファーラル・リクルーティング」であり、同社の急拡大の秘訣が、ここにあると感じます。

 

今回も、人事本部人財採用部 部長である、坂本 猛さんにその成功の秘訣についてお話を伺いました。
 

 

社員は全員「人事部」 企業への“求心力”を“採用力”につなげる

ビズリーチ

 

「リファーラル・リクルーティングを進める上で重要なのは、まずは、社員全員が「人事部」であり、組織づくりを全員で行うという“社内文化の醸成”をすることです。特にビズリーチでは、その文化が昔から根付いていることが、“社員紹介”がこれだけ採用チャネルとしてワークする一番の要因ですね」と、坂本さんは、話します。

 

それは、全社員が自社の魅力を自ら伝えるよう動機づける「インターナル・マーケティング」の発想にあるといいます。これは、企業の従業員を顧客と捉え、従業員が仕事にやりがいを感じ、誇りを持てば、質の高いサービスが提供できるようになり、それが顧客満足度を高めリピートにつながるように、採用においても、社員の企業への“求心力”を“採用力”につなげるという意識の転換をするということ。

 

日本では、なかなかまだ根づいていないこの発想の転換こそ、欧米企業の採用活動で浸透している「ダイレクト・リクルーティング」を同社が、日本でいち早く成功させてきた要因だと感じます。

 

また、経営陣が率先してこのリクルーティング活動を主導し、採用成功の情報や現在の進捗などを全社に共有。そして、採用活動に大きく貢献したプロジェクトチームや個人は、社内で表彰し、そこで全社貢献をしたことに対する賞賛を全社員で行う文化づくりをしていると言います。

 

そのような風土醸成が、圧倒的なスケールで「攻めの採用活動」を実現できている要因であり、その組織風土づくりこそが、同社の「採用企画力」だといえるでしょう。

 

リファーラル・リクルーティングを根付かせていくのは、日々の小さな一歩から

ビズリーチ

 

「SNSの活用で情報発信が容易になったこともあり、これから企業の魅力を口コミで広げていく手法が、これからの採用活動において、今まで以上に重要なウエイトを占めていくと思います。

 

そして、社員紹介を加速していくには、日々の小さな積み重ねです。全社員の意識を変え、人材調達力を強めていく動きは、簡単なものではありません。しかし、訴えかけ続けないと何も変わらない。まずは、小さな一歩から始めることが大事だと思います。」と、坂本さんは、話します。

 

同社は、風土づくり以外にも、社員紹介を加速する様々な仕組みづくりをしています。

 

たとえば、全社員への求人情報、イベント情報、紹介ノウハウなどの情報共有や簡単に社員が紹介できるシステム整備、採用力を加速するためのプロジェクトのチーム発足など、いくつもの施策を企画し、立ち上げ、推進されています。

 

ますます優秀な人材獲得競争が激しくなるなか、攻めの採用活動を実現していくことが必要不可欠になっていく昨今。これからの人事に求められるものはなにか、坂本さんに伺ってみました。

 

「これからの採用に求められるものは、“マーケティング発想”が不可欠です。
いかに採用マーケットでの自社のブランド力を高めていけるか。そして、潜在層を含めた候補者それぞれの志向を掴み、自社の魅力を伝え、振り向かせるか。社員の人脈を活かし、口コミで自社の魅力や評判を創っていけるか。いずれにしても、“マーケティング発想”で採用を捉えていくことが求められると思います」

 

ビズリーチの急成長・急拡大の裏には優秀な人材獲得の成功があり、企業経営において「人財」の重要性を感じます。

 

今後激しくなることが予想される、優秀な人材獲得競争のなかで企業が人材獲得競争に勝つためには、従来の“待ちの採用”からの脱却とマーケティング発想への転換が、これからの人事に求められていることだと、今回の取材からわかりました。

 

今後も、この連載企画では、企業の「採用の企画力」に迫り、これからの人事に求められる「企画力」についてお届けしていきます。

 

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この記事の筆者

中村彩織

saori nakamura

働く女性のキャリア支援を行う株式会社STORIO代表取締役。 人材系ベンチャーの法人営業、大手ITサービス企業の人事を経て1回目の起業。その5年後に現職(2回目)の起業を経験。東京生まれ、東京育ち、インテリアをこよなく愛するHR領域のヒト。