【森トラスト・ホテルズ＆リゾーツ】ホテルの廃棄物を活用したランタンをアースアワーの消灯イベントでお披露目
森トラスト・ホテルズ＆リゾーツが運営する10のホテルでは、世界最大級の環境イベント”EARTH HOUR（アースアワー）” に賛同し、廃棄物を活用した「ランタン作りワークショップ」を12月から実施しています。
完成したランタンは2024年3月23日（土）のアースアワー当日、東京マリオットホテルでの消灯イベントで使用される予定です。
Plannersでは、企業がアースアワーにて、参加者を巻き込みながら、環境課題に前向きに取り組む事例として共感する部分が多く、この取り組みを紹介します。
アースアワーとは？
アースアワーとは、世界中が同じ日・同じ時刻に消灯して、地球温暖化防止と環境保全の意思を示す環境イベントです。
2007年にオーストラリアWWF（世界自然保護基金）がシドニーで行った消灯イベントをきっかけに始まりました。現在では190か国以上の国と地域が参加する世界的なムーブメントとなっています。アースアワーは毎年3月の最終土曜日に開催され、個人や組織に地球温暖化防止への行動を促すことを目的としています。
本記事で紹介する「ランタン作りワークショップ」のように、企業が自社の環境課題への取り組みを参加者に伝えるために、積極的に世界的なムーブメントへ参加するのはとても素晴らしい機会ですね。
廃棄物から新たな価値をうみだすワークショップの開催
森トラスト・ホテルズ＆リゾーツが運営する日本各地10ヶ所のホテルにて、地域や各ホテルで発生する廃棄物を活用し、ランタンをつくるワークショップが12月から開催されています。和歌山県にある南紀白浜マリオットホテルでは竹林を整備する上で伐採された竹を活用し、他のホテルでは宴会場やレストランで廃棄される空き缶を活用して、参加者が手づくりのランタンを製作します。
各ホテルで完成したランタンは、2024年3月23日(土)のアースアワー当日に品川区にある東京マリオットホテルで開催される消灯イベントのために日本各地から集められ、会場に設置されます。
このように、本プロジェクトでは各ホテルで発生する廃棄物を有効に活用することで、環境への影響を最小限に抑えつつ、新たな価値を創造する取り組みをしています。
参加者とともに廃棄物から新たな価値をもたらすことで、社会全体がよりサステナブルな未来に向かって歩むきっかけとなりますね。
楽しみながら課題解決について考える
アースアワーに賛同し、企業がアクションを起こすことは、参加者に直接的に企業として環境課題に向き合っていることを伝えることができます。
また、参加者側も本ワークショップに参加することで、楽しみながら環境課題に対する理解を深め、自らができる小さな行動は大きな変化をもたらす可能性があることを体験することができます。
“リサイクル”や“アップサイクル”の考え方に触れ、「自分たちに何ができるのか？」を考えるきっかけになるワークショップですね。
「ごみ」の概念がない社会を目指し共創する
当メディアを運営するPlannersでも、ごみの概念のない社会を目指し「530ACTION」をはじめとした、さまざまなサステナビリティプロジェクトに取り組んでいます。
現在は、ごみの専門家である「ごみの学校」主宰の寺井さんとコラボレーションすることで、廃棄から循環の仕組みの実現をサポートする「ごみゼロプロジェクト」を始動し、企業の廃棄物の調査分析からアップサイクルの商品化までサポートを行っています。
Plannersと一緒に、ごみ削減のためのアクションをしていきませんか？
執筆：藤井
編集：林、小林
参考資料
・森トラスト・ホテルズ＆リゾーツ10のホテルで「EARTH HOUR 2024」企画を開催
