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2020年8月26日

約6千件のお家訪問から、「リバウンドしない片づけメソッド」を生み出した。予約の取れない家政婦seaさん(タスカジ)

片づけがうまくいかず、「今度こそ、片づけられるわたしになる!」と色々な整理収納、片づけ方法をがんばって実践してみる。でも途中で挫折やリバウンドをくり返す方も多いのではないでしょうか。

また、逆に片づけているけど、その状態をキープするのにとても苦労している方も。がんばってどうにかキープする収納は、「がんばろう」という気持ちが薄れるとともに崩れていくものです。

そんな方々に向けて「がんばるところを変えてみましょう!」と言うのは、家事代行マッチングサービス「タスカジ」にて予約の取れない家政婦のseaさん。

今まで6千件ものお家を見てきていきついたのは、
・出したら戻す、の日々の片づけを労働的にがんばらない
・手を動かす前の、問題の整理・作戦会議が大事
自分、家族が何に困っていて、どう暮らしたいのかを掘り下げる
・住まいの特徴を利用した、自分なり(家族を含めた我が家なり)の片づけ方法を見つける


ということ

その理由や、実際にどうすれば良いかを聞きました。



きっかけは、効率重視の仕事でお叱りを受けたこと

子どもと一緒に片づけることも

ーseaさんは、家事代行歴が20年以上ですが、もともと片づけが好きだったのですか?

sea:全然好きではありませんでした(笑)

片づけを職業にする人には2通りあって、「もともと片づけが好きだったり、得意な人」か「何かのきっかけで、片づけられない自分を克服した人」です。そしてわたしは、どちらかといえば後者ですね。

とくに片づけが得意なわけでもなく、実家の自分の部屋は片づいていませんでした。この仕事をやっていく中で「掃除しやすい家・片づけやすい家」と「掃除しにくい家・片づけにくい家」の違いを実感したことで、自分の住まいのあり方も変わっていきました。

20代の頃からたまたまハウスクリーニング・家事代行サービスに携わり、団地から豪邸までたくさんの家を訪問しました。そこで必要だったのは、「決められた時間で成果を出す掃除・片づけ」でした。


ー「成果」というのはやはりモノをいかに減らせるかですか?

sea:最初はそう思っていました。「モノを減らすこと」「モノを捨てればうまくいく」というのが片づけの王道なんですね。でも、見た目のスッキリさと効率重視で片づけを強引に進めようと焦ってしまって、依頼者様のものを一部勝手に捨ててしまい、お叱りをいただいたことがあって…。

「モノを捨てればうまくいく」という理論が現場では必ずしも通用しないと痛感しました。



片づけの正解は1つじゃない



ー今でも片づけの達成感って出たゴミ袋の量って思ってしまいます。

sea:そうですよね。確かに、モノが減るのがいちばんわかりやすいです。でも「モノが減れば楽だとわかっていても、それでも捨てられない人、捨てたくない人」もいて。他にも、モノは既に減らしているのに「なんとかしてもっと減らして片づけないと」と考えている人もいます。とにかく皆さん自分を責めがちで、辛そうで。

そういう方たちに対して、何ができるのかを必死で考えました。

そこで「モノを減らす」のではなく、「依頼者の暮らし方に片づけの仕組みを寄せていく」方法が必要だと感じ、試行錯誤しながらシフトチェンジしていきました。


ー全員が1つの正解ではなく、それぞれの暮らしにあった片づけがあるということですね。

sea:はい。そして多くのご家庭でこの方法を実践していく中で、大事なことを確信しました。それは、依頼者が自分自身の暮らしのスタイルに合わせて“どういう収納デザインを選んでいくか”の『判断軸』を持つこと。


最初にやることは想像!?



ー自分自身の暮らしに合わせた「判断軸」というのはどうすれば持てるのでしょうか?

sea:自分の暮らしについて、言葉で説明できるようになることを目指すといいと思います。散らかった部屋を見て「なんか嫌だなぁ…」と感じるなら、まず「その“嫌”って具体的にどういうことなんだろう?」と考えてみるんです。

ゴチャついていると、なにが嫌なのか。スッキリ片づいたら、その場所がどんな場面で、どんなふうに使いやすくなるのか、何がスムーズになるのか。そんな風に掘り下げていきます。

ある程度掘り下げると、両立できないものも現れるんですよ。できるだけシンプルに暮らしたいけど、お洋服のコーディネートももっともっと楽しみたい、みたいに。そうしたら「何を優先する?何をあきらめる?」って考えていきます。そうやって辿り着いたところが「判断軸」になるんです。

自分を責める必要は全くないので、まずはもっと自分を知るところから始めてみて欲しいな、と思います。



さいごに



実際にseaさんが、依頼者宅での片づけのやり方をシフトチェンジしたところ、以下の声が聞かれたそうです。 「今まで試したことがないようなアイデアだった」 「家族を自然に巻き込めて、その日からガラリと生活が変わった」

そこから、まだまだ試していないアイデアがいっぱいあるし、家族の巻き込み方にもおおいに可能性が残っているということを感じたそう。

seaさんのメソッド通り、自分の暮らしにあわせた判断軸ができれば、それは自分にあった整理収納を長く続けられるということです。まさに「片づけ」という悩みにお別れをする大きなチャンスです。


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sea
家事代行マッチングサービス「タスカジ」ハウスキーパー、 家族の片づけコンサルタント


サービスに携わって20年、延べ6000件の家庭をサポート。「わがままを受け入れるやさしいしくみづくり」をモットーに、ムリなく続けられる片づけのスタイルを提案。 家族単位での片づけには定評がある。家事代行マッチングサービス「タスカジ」にて予約の取れない家政婦として活躍する一方、メディア出演や執筆、講座の企画・開発など活動の幅を広げている。2018年「タスカジseaさんの『リセット5分』の収納術(主婦と生活社)」を上梓。現在ダイヤモンド・オンラインにて「タスカジ最強家政婦seaさんの人生が楽しくなる整理収納術」が好評連載中。

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