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2020年3月30日

キャリア後半戦は知識・経験をいかして社会に貢献! 異なる2業界で活躍する世永亜実さん

17年間、サマンサタバサジャパンリミテッドで、会社の成長とともに前線で走り続けてこられた、取締役の世永亜実さん。今は新しいチャレンジとして、オイシックス・ラ・大地にも参加し、2つの企業で働き始めました。他の企業で働くことなんて全く考えていなかったけど、40歳を過ぎて考え方が変わってきたという世永さんに、そのきっかけや、新しいチャレンジのはじめかたなどを伺いました。


きっかけ:一度家庭に入ろうと思ったら、家族が大反対!

数年前のお子さま達


-働き方を変えようと思ったきっかけは何があったのですか?


世永:20代からガムシャラに働いてきて40歳になったときに、今すごく充実していて楽しいけれど、これからの後半は自分がやってきたことを社会のためにいかしていきたいと思うようになりました。


そこで、サマンサタバサジャパンリミテッドをすっぱり辞めて、まったく新しいことを始めるか、ちょうど息子が小学校最後の年になるので、一緒にいられるのは今だけと思い、一度家庭に入るかということを考えていました。


すると、まさかの家族から大反対を受けました。いつも私を応援してくれる夫には「世間が求めているから辞めちゃダメ」と言われて、小2の娘は私の仕事に憧れています。そして肝心の長男からは「絶対に辞めないで! 今の距離感がすごく心地よいから」と。


その長男の言葉が私には誉め言葉に聞こえました。仕事を続けてきて、やはり子どもたちには後ろめたいこともありましたが、彼を1人の人間として尊重しながら、自分なりに戦ってきたことをちゃんと感じてくれているなと。


そうしたら会社からも「非常勤でもいいのでサマンサの母としての存在でいてほしい」との言葉をいただき、辞める理由はないなと思いました。


はじめかた:成し遂げた今があるから新しい世界に飛び込める




-辞めない決断をしたのち、さまざまな企業で働くことになったのはどういう経緯ですか?


世永:先ほどお話ししたように、これからは社会貢献をと考えていたタイミングでたまたまオイシックス・ラ・大地の役員の方にお会いする機会がありました。そこで「社会問題をビジネスのチカラで解決することにぼくたちの存在意義があります」という一言がすっと心に入ってきて、「これこそ私のやってみたいことかもしれない」と思い、こちらでもお仕事させていただくことになりました。


消費活動というのはとても大切で、アパレルという人の心をワクワクさせる世界と、食というライフラインの世界をいったりきたりしながら、両方の世界をどうしたらよくできるか自問自答している日々です。


実際、40歳を過ぎてこんなに学びがあるとは思っていなかったので、とても幸せなことです。


そして、同じ時代を戦ってきたママファイター達が周りにいて、彼女たちが「継続的な社会にするために、私たちができることはなんだろう?」と本気で考えていて、今一緒に仕事をし始めています。 17年間で知り合った方たちとまた一緒に、今度は別の活動ができることがとても楽しみですね。


彼女たちの中にも仕事内容や働き方を途中で変えている人が多くいます。


私も含めて、途中で新しい世界に飛び込んだ方に共通して言えることは、1つ成し遂げてきたこと。私自身も20代からこの17年間必死にやってきたと胸をはれます。


つづけかた:感謝と尊敬を忘れないこと




-まったく異なる業界に入って、戸惑いや、大変なことはありますか?


世永:はじめは、言葉も全然違うので、いつも単語を調べていました。また、アパレルは100%の状態にして、「これはいける」という状態にしてから自信を持って世に出しますが、こちらの業界はテストマーケティングをしながら伸ばしていくという思考の違いに最初は少し悩みました。


-その悩みはどう克服されたのですか?


世永:私は子どもを含めて、すべての人を尊敬しています。違いを違和感ととらえると、どこかで拒絶になってしまうので、「すごい!なるほど」と思うようになったら、すべて解決しました。両方の考え方にリスペクトを持ち、双方のメリットをいかして、フィードバックができるようになりました。


また、わたしは尊敬とともに感謝の気持ちも忘れないようにしています。17年間仕事を続けられた背景には、周りの理解や協力があったから。そして今新しい世界に飛び込んでいけることも周囲へ感謝です。


おわりに

世永さんが、仕事を続けていくうえで大切なこととして、もう1つ「オープンにすること」と話されていました。子育てしながらだと、いつ何があるかわからないので、ドタキャン前提でアポをとる、家庭内でも仕事中に子どもが話しかけてきたら、適当に返さず、「今はこの仕事をしているから、話しかけないで」など、状況をしっかり伝えるとのことです。


第一線で活躍しながら、新しい世界でのチャレンジを始めた世永さん。オイシックス・ラ・大地で立ち上げから関わられた、ヴィーガンミールキット「PURPLE CARROT」のお話や、世永さんや福島出身の社員を中心にサマンサタバサジャパンリミテッドが1年がかりで取り組まれた「福島大学お米プロジェクト」のお話しなども、別でご紹介いたします。


世永亜実
サマンサタバサジャパンリミテッド非常勤取締役
オイシックス・ラ・大地Special Planner/People’s Adviser。


大学卒業後、芸能プロダクションのアミューズ勤務を経て、
2002年にサマンサタバサジャパンリミテッドに転職。
同社のブランディングやマーケティングを統括。
2008年に執行役員、2012年に上席執行役員に就任。
2007年に長男、2011年に長女を出産。
2019年新しい働き方へ転向し、パラレルキャリアを実現。


初の著書が2020.7.13発売
「働く女性たちへのラブレター、そしてその女性たちと共に働く上司の皆様への応援歌的な本です。(世永)」
働く女性のやる気スイッチ 持てる力を120%引き出す並走型マネジメント』(翔泳社)


My First Action
*まずは1つのことを成し遂げる



ディレクター、クリエイター、コミュニケーターの顔を持つ、 「サステナブルラグジュアリー」な価値をつくるクリエイティブコミュニティ。 あらゆる組織、チームの人たちと、柔軟にプロジェクトを組み、価値をつくっていきます。

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