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2020年7月28日

実は私達の体内にも?地球環境だけではないプラスチックの影響。DR.CLEANZブランドマネージャー井村さん

7月は世界共通の「プラスチックフリー月間」でした。海洋ゴミなどプラスチックは自然環境への影響が問題となっていますが、じつはこのプラスチックは、自然環境だけではなく、わたしたちのカラダにも影響があるということがわかっています。



そこで今回は DR.CLEANZ(ドクタークレンズ)ブランドマネージャーの井村未来さんにプラスチックをはじめとした、私たちのカラダに蓄積されて障害となっている重金属などについてお話を伺いました。

私たちの体内にはプラスチックが蓄積している?



ープラスチックは海洋ゴミとしてだけではなく、人間の体内にもゴミとして蓄積されているのですか? どうやって体内に入ってくるのでしょうか?

井村:プラスチックというのは、石油を原料とした合成樹脂です。そして自然には分解されず、半永久的に残ります。

例えば海洋ゴミとなったプラスチックは、紫外線や風などの外的要因により劣化しいていき、5㎜以下になったものがマイクロプラスチックと呼ばれています。これらをプランクトンや魚が間違って食べることで、魚の体内に蓄積されていきます。それが食物連鎖により、少しずつ大きい魚が食べ、生体濃縮という現象がおき、それらを人間が食べることで、人間の体内にも蓄積していきます。

※生体濃縮:
水に溶けにくく、代謝を受けにくい化学物質は、尿などとして体外に排出される割合が低いため、生物体内の脂質中などに蓄積されていく傾向がある。食物連鎖の過程を繰り返すうち、上位捕食者ほど体内での対象化学物質濃度が上昇する。

また、マイクロプラスチックは、洗顔料・ボディソープ・歯磨き粉などに使われているスクラブ剤にも使用されており、誤飲をしたり、体温ぐらいの温度で融解するため、体内に入ってくると言われています。



ープラスチックが体内に入ってくると、自然には分解されないということは、ゴミとして蓄積するのが問題なのでしょうか?

井村:プラスチック製品には有害な添加物が使用されることが多いので、マイクロプラスチックにも「環境ホルモン」と呼ばれる有害な成分が含まれています。

環境ホルモンというのは、ホルモン撹乱物質とも言われ、人間の体内のホルモンに似た役割を行い、本来のホルモンの働きを撹乱します。

いろいろ種類があるのですが、例えば環境ホルモンのひとつであるオクチルフェノールは、界面活性剤として使われることが多く、ラップ、プラスチック容器、シャンプー、歯磨き粉に入っていることが多いです。

この環境ホルモンは、脳神経やホルモン臓器に貯留するため、女性ホルモンバランス悪化、脳神経障害、脳ホルモンバランスの悪化、乳がん、子宮体癌の悪化などの可能性があると言われています。

※界面活性剤:
分子内に水になじみやすい部分と油になじみやすい部分を併せ持つ物質。本来混ざらない水分と油分を混ぜることができるようにする物質で、沢山の種類があり、多くの洗剤や化粧品などに使用されている。



プラスチックだけではない! 体内に蓄積される有害なもの

ー単純にゴミとしてではなく、有害な添加物によるさまざまな影響があるんですね・・・。

井村:体内でこのような害を及ぼすものは、マイクロプラスチックだけではなく、有害重金属と化学物質などがあります。

人間のカラダにはよく「鉄不足」などと言われるように、鉄をはじめ銅や亜鉛などさまざまな金属が存在しますが、その中で人体に有害性をもたらす重金属を「有害重金属」と呼びます。

よく問題になっている、水銀などがこれに当たります。水銀も魚介類の生体濃縮が問題になっていますね。

有害金属は、体内に吸収されやすく、排出しづらいという特徴があります。



ーマイクロプラスチック同様、蓄積されやすいんですね。蓄積されるとどのような影響があるのですか?

井村:まず1つが、活性酸素を発生させます。そして本来カラダに必要なミネラルの居場所を奪うので、ミネラルの吸収が低下します。そのほか、さまざまなリスクがあると言われています。



ー必要なミネラルの吸収が低下することでの二次的な影響も考えると、多くの問題が発生しますね。化学物質も同様なのでしょうか?

井村:まず化学物質で問題となるのは、体内に蓄積してしまった農薬や保存料などの添加物になります。神経系、生殖器、脂肪組織、結合組織に蓄積すると言われ、量が多いと体内の解毒システムを低下させます。そのほかにも、ホルモン撹乱物質となったり、代謝低下をはじめ、さまざまな問題を引き起こすと言われています。

必要なのは体内に入れないこと、そして入ってしまったものを排出すること





ー体内にはいろいろ有害なものが蓄積されているということがわかりました。これから私たちはどうしたらいいのでしょうか?

井村:人のカラダには、体外に排出するシステムが備わっています。ただ今までクリニックで多くの人を検査して、ほとんどの方が解毒できる量以上に蓄積されていることがわかっています。

そこでやることは、大きく分けてやることは2つです。
1つは体内になるべくそれらの有害物質を入れないこと。口に入れる食べ物や飲み物をはじめ、肌に触れるもの、ハミガキやシャンプーなど身の回りの物の成分を見直すことから大切だと思います。まずは商品の原材料を見る習慣をつけてみましょう。

また、プラスチックの海洋ゴミが魚を経由して体内に入るように、プラスチックのゴミを出さないというのも1つの対策になります。

そして、2つ目は、既に蓄積されているもの、またどうしても入ってきてしまうものを、ちゃんと解毒・排出することです。カラダには肝臓、腎臓、腸と毒素を排出できる器官があります。

これらの器官が正しく本来持っているチカラを発揮できるようにカラダを整えることが大切になります。



おわりに

体内には、プラスチックをはじめとしてさまざまな有害なものが蓄積されていることがわかりました。これらは、海洋ゴミだけでなく、農薬の土壌問題など、さまざまな面で自然環境にも悪影響なことがわかりました。

プラスチックをはじめとして、まずは身の回りにあるもの、日々暮らしの中で使用するものを見直すいい機会になるのではと思います。

今回、有害な蓄積物について簡単に説明いただきましたが、もっと詳しく学びたい方は、井村さんを講師としたオンラインの学びの場を8月5日に開催するので、詳細は以下よりご覧ください。

【8/5 講座開催】じつは日常生活で溜まっているかも? 体内摂取プラスチック・重金属との向き合い方を知ろう!


井村未来さん
DR.CLEANZ(ドクタークレンズ)ブランドマネージャー 学生時代から関わっていた環境問題への意識から、カラダを整えることに関心が向き、セラピストや看護助手を経て、統合医療の世界へ。現在は医師監修のインナーケア「DR.CLEANZ」のブランドマネージャーとして、商品を通じてカラダとココロのととのえ方をお伝えしています。