2020年10月20日
食品ロス削減や世界の飢餓問題について学べる本や映画から、アクションのヒントを掴もう
9月1日から始まった国連WFPの「ゼロハンガーチャレンジ 食品ロス✖️飢餓ゼロ」。「食品ロスゼロアクション」をSNSに投稿する(※)と1投稿につき120円(約4人分)の給食支援が行われます。
※3つのタグ「#食品ロスゼロアクション」「#ゼロハンガー 2020」「#国連WFP」をつけてInstagram、Twitter、Facebook、YouTubeに投稿。詳細は
コチラより
Planners Laboでは、未来のライフスタイルにつながるアクションとして、投稿された「食品ロスゼロアクション」を何回かに分けてご紹介していきます。
「食品ロスゼロアクション」と聞くと、普段なら捨ててしまう野菜の皮などを無駄なく使って料理したり、食材を捨てることのないように必要な分だけ購入したりすることを思いつく方が多いのでは?
実は、食品ロスの現状や、世界の飢餓問題について「学ぶこと」も、食品ロスゼロアクションの方法のひとつ!
今回は、これらについて学べる本や映画をご紹介します。
※Plannersでは「ゼロハンガーチャレンジ 食品ロス✖️飢餓ゼロ」のPRサポートをしています
1人目:小さい子でも、わかりやすい!社会問題に踏み込む本
1人目は、『ゼロ・ウェイスト・ホーム』『プラスチック・フリー生活』翻訳者としてもおなじみのの
服部雄一郎さん。
ご家族で高知にお住まいで、サステナブルなライフスタイルについての発信もされています。
そんな服部さんが紹介してくれたのは、お子さんと楽しみながら食品ロス削減や世界の飢餓問題について学べる2冊の本。
『捨てられる食べものたち』と『世界がもし100人の村だったら』
食品ロス、フードロスの取り組みですごくおすすめなこと。それは「子どもと一緒に本を読む!」。
単に「もったいないからご飯は残さずに!」「世界には飢えている子がまだまだいるんだよ」などと漠然とした精神論を繰り返すだけでは、いまいち子どもには響きません。
ここはぜひ、すばらしき本の力を拝借しましょう。
たとえば、フードロスと言えば井出留美さん。最新刊『捨てられる食べものたち』(旬報社)は、待望の子ども向けフードロス本。「世界の食料の1/3は食べられずに捨てられている」「99%のコンビニは値引きせず売れ残りを捨てている」等々オドロキのトピックが46個も!
小さい子でも、わかりやすく解説しながら読み聞かせれば、かなり食いついてきます。わが家の小1男子も、興味津々で聞いてくれました(全部を網羅しようとせず、とりあえずは興味を引きそうな部分だけをかいつまんで、子どもが飽きる前にスッスッと前に進むのがポイントです♪)。
ロングセラー『世界がもし100人の村だったら』シリーズもすごくいいですよね。「たべもの編」もありますし、フードロス、SDGsほか、世界の問題がどんどん見えてきて、うちの子たちには大評判です(こちらも全ページを網羅せず、子どもの「今のレベル」に合わせてすっ飛ばしながら読むのがおすすめ)。
世の中にはおもしろい本がたくさん。「絵本の読み聞かせ」だけに終わらずに、ぜひ社会問題に踏み込む本も一緒に読んで、子どもと世界を広げていきましょう
服部さんのInstagram投稿より
2人目:日本が大切にしてきた「もったいない」を学ぶ映画
2人目は、
ヘアサロンLond CEOを勤めながら、企業として、そしてプライベートでもSDGsの解決につながるサステナビリティに関する投稿をされている
石田吉信さん。
石田さんが紹介してくれたのは、ドキュメンタリー映画『もったいないキッチン』。
日本が大切にしてきた“もったいない”に魅せられ、オーストリアからやって来た食材救出人(フードアクティビスト)のダーヴィドさんが、日本を旅しながら、コンビニや一般家庭に突撃し、捨てられてしまう食材を次々救出!
キッチンカーで美味しい料理に変身させる“もったいないキッチン”を日本各地でオープンした記録をまとめたドキュメンタリーです。
ドキュメンタリー映画『もったいないキッチン』の公式サイトは
こちら。
石田さんが、特に印象に残ったというシーンについて、紹介してくれました。
「何故、ナスのヘタは食べないのですか?」🍆
緑泉寺の青江覚峰住職に監督のダーヴィドさんと旅のパートナーであり通訳のニキさんがそのように問われ言葉に詰まる場面があった。
僕も料理をする中で、オクラやピーマンのヘタや椎茸の根の先を切り落として捨ててしまう(コンポストへ入れますが)のに対して、
「もしかしたら食べられるかも?」と考えたことがなかったことに気がついた。
僕はヴィーガンなのでもう食べないけれど、「エビの尻尾を食べるか食べないか」は人によって違うんだな、というくらいはふと日常の中で気になった人は多いかもしれないが、そういった野菜の、「食べられなそうな食べられる部分」について考えたことはみなさんありましたでしょうか??
食品ロスは企業からのものが多いように思いがちだが、実は《47.7%は家庭から》である。
野菜や果実の皮を剥きすぎた、作りすぎた、冷蔵庫に入れたまま使わずに廃棄したなどの理由で、金額にすると、一世帯あたり年間およそ6万円分も捨てていると言われている。
今一度、スーパーでの買い物の量、作る量、普段通り三角コーナーに捨てようと思ったもの、に対して再考してみよう
劇中で、食品ロス問題専門家の井出留美さんが、 @iderumi
「命じゃなくて、物だって思っちゃってるから皆平気で捨ててしまうけど、やっぱり食べ物を捨てるって、命を殺すことなんだって皆が気づいたら、そう簡単には殺せない、つまり捨てられないんじゃないかなって思います。
日本では、年間643万トンが捨てられています。これは東京都民が一年間食べる量と同じと言われています。
本当に悲しいし、情けないと思います。
1日1人あたり、139gの食べ物を全員が捨てています。
139gというのが、だいたいおにぎり1個分に当たります。」
と言っていたのがすごく胸に残った😶
#フードロス について、「食べる」ということについて、
色々考えを巡らせられるドキュメンタリーなので、
是非映画館に観に行ってみてください❗️
石田さんのInstagram投稿より
・・・・・
今回お二人にご紹介いただいた本や映画は、食品ロス削減や、食べるということについて考える機会につながります。
自分ではじめることができる食品ロス削減アクションのヒントが得られるかもしれません。
ぜひご家族やご友人と一緒に見てみてくださいね!
そしてご覧になった方、食品ロスゼロアクションを実施したよ!という方は、ぜひ3つのタグをつけて、SNSに投稿してください。
※3つのタグ「#食品ロスゼロアクション」「#ゼロハンガー 2020」「#国連WFP」をつけてInstagram、Twitter、Facebook、YouTubeに投稿。
詳細は
コチラより