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2020年2月5日

結婚8年でケンカなし! 家族や周囲とハーモニーがうまれる3つのコツ 1人5役でサステナブルな活躍ルミコ・ハーモニーさん

イラストや絵本を制作するアーティストであり、ある時は北欧の暮らしについての記事などを執筆する北欧ライフスタイル専門家であり、またある時はグローバル×アートを子どもに伝えるアート団体LITTLE ARTISTS LEAGUEのアートディレクターと、様々な活動をしながら、3人の子どもを育てる母でもあるルミコ・ハーモニーさん。


様々な活動の話しを聞いている中で、そのパワフルな活動を続けている原動力は、ルミコさんのハーモニー力だとわかりました。結婚8年で1度もケンカをしていない旦那さんをはじめ、家族から活動で関わる周りの方とハーモニーがうまれるコツを紐解きます。


1.やりたいこと、知っていることの発信がハーモニーにつながる




―まずはルミコさんの活動について教えて下さい。アーティストになろうと決意したのはいつ頃ですか?


ルミコ:実は、子どもが生まれてからなんです。以前、玩具の会社に勤めていた際に、絵本を中心としたプロジェクトのプロデューサーをしていた時がありました。実際に自分が描くわけではないですが、絵本やコンテンツづくりについてはディレクターとして一通り体験しましたし、イメージを作家さんに伝えるためのラフを作成したりもしていました。


1人目を出産後から、今後の働き方を考えていましたが、どこか新卒で入社した会社を辞めるのはレールを踏み外すような気持ちになったり、独立して稼げる自信も持てなかった自分もいて、会社を辞めて新しい道へ踏み出す勇気が出ませんでした。そんな中、2人目が生まれて3か月後に夫の転勤でブラジルにて1年暮らし、自分の中で意識が大きく変わりました。また元々アートには興味があったので、子どもが生まれてから絵を描くことを始めました。そして周りに絵を描いていることや、自分のビジョンを伝えていました。3人目が生まれた直後に日本財団のイベントに誘われ、興味があったので、赤ちゃんを抱っこしながら参加しました。そこで絵を描いていることを伝えたところ、日本財団後援のイベントのメインビジュアルを受注することができました。


そこから少しずつ仕事を請けられるようになったことや、育休中にNPOや団体を始めたことで、今の働き方になりました。


今色々な活動をしているのは、好奇心のおもむくまま、チャンスが来たらYESと言ってからやり方を考えていたからです。日常の中で「面白いなぁ」と思ったらイベントに参加してみたり、興味を持ったら調べてやってみます。そして、それを包み隠さず発信していきます。同じように興味がわく人に届けば価値が拡張されるので。あとは、たくさんやるので忘れちゃうのを思い出せるように記録の意味も込めています。そうしているうちに、自分が発信した情報の分だけ他の形で自分のところにチャンスも舞い込んでくるようになりました。


2.お互いを補いあうことで、広がっていく




―アーティスト活動と並行してはじめられた他の活動は、どのようなきっかけがあったのですか?


ルミコ:一緒に団体を立ち上げた方とは、子どもを遊ばせている公園で出会いました。その方はアーティストであり、さらにグローバルなバックグラウンドをお持ちの方でした。私も国際結婚をしているので英語は話せますが、ネイティヴではなく、彼女はどちらかと言うと英語の方が日本語より得意という感じで。また私自身もアーティスト活動は開始したばかりだったので、彼女のクォリティへの執着に感化され、一緒にブレストや制作をすると自分一人では創り出せないアート作品が出来たりして非常に可能性を感じました、お互いに補いあうことで、やれることが広がるなと実感しました。


自分がどういう人で、どういうことを得意としているかを理解し、発信していくことで、他の活動でも、お互いを補足し合えるような方と一緒に何かをすることが多いなと思います。


3.お互いが違う人間であることを知り、自分の幸せを大切にすることから、ハーモニーは生まれる




―お互いが補いあいながら、と言っても様々な方と活動されていると思います。 それらを続けていく秘訣はありますか?


ルミコ:自分の幸せを大切にすることだと思います。自分にウソをついていたらどんなことも続けられません。そして自分の幸せを大切にできると、相手の幸せも尊重できると思います。


自分の気持ちにウソをつかないこと。例えば、これば1つの例ですが、日本ではもてなしで出されたお茶は残さず飲みますよね? たとえ自分がどんなにお腹いっぱいで必要なくても。でもフィンランド人の夫の場合は、「No」と言って飲みません。ブラジルで暮らしていたときは、言葉では曖昧にしながらも決して飲みません。結局飲むのは日本人だけだったりします。全員がそうとは限らないですが、この傾向はあると思います。


要らないと思って飲むことは、表面上は相手の厚意にこたえていますが、相手も無理して飲んだとわかったら、いい気持ちはしないはず。自分にも相手にもウソをついている状態です。逆に「No」ということは一見、失礼にも感じますが、本人の気持ちを大切にし、言われた相手も「それなら欲しい時に言ってね」となれば、お互いにウソがありません。


私自身、元々は無理してお茶を飲むタイプでしたが、ブラジルに暮らすようになってから、このような考え方に変わりました。


最終的にはこういう関係が、無理なく続いて行ける関係だと思います。


―とはいっても、問題が発生したり、怒りたくなることなどあったりしませんか?


ルミコ:相手は違う人間なのだということは常に思っています。夫と育ってきた背景も文化も違うというところから、無意識に相手をジャッジすることがなくなり、「違うのだからしょうがない」と思えるようになりました。


多様な人と知り合えたことで、様々な価値観や判断軸に触れて、より「違い」を認められるようになりました。


さらに相手をリスペクトしながら、お互いの要望をきちんと伝えることを意識しています。これで、我が家の夫婦は8年間、一度もケンカしたことありません!


おわりに


ルミコさんがハーモニー力を発揮するきっかけとなったのは、結婚して「ハーモニー」という名前に変わったこと、ブラジルで暮らしたことなどから意識が大きく変わったことだそう。意識が変わればその瞬間から幸せになれると笑顔で話されていたことがとても印象的でした。


ルミコさんのハーモニー力の根底にある「自分の幸せを大切にすること」。その一歩として今日からできることは、「今日という一日をいかに幸せにするか?」を考えること。簡単そうで難しいですが、日々の暮らしの中で一度この言葉を思い出すだけでも少しずつ変わっていくかもしれません。


ルミコ・ハーモニー
フィンランド人と結婚し3児の母であり、アーティスト兼活動家。バイリンガルアート集団「LITTLE ARTISTS LEAGUE」の創始者兼アートディレクターであり、アート・北欧・オーガニック・日本伝統文化などの様々な領域で活躍の幅を広げる。執筆・イラストも手がけるほか、世界のいろいろな事情について語るポッドキャスト番組「LOVE THE WORLD」も配信中。


ディレクター、クリエーター、コミュニケーターの顔を持つ、 「サステナブルラグジュアリー」な価値をつくるクリエイティブコミュニティ。 あらゆる組織、チームの人たちと、柔軟にプロジェクトを組み、価値をつくっていきます。

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