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2020年4月1日

全国からファンが集まり9年続くチャリティフリマは、楽しく社会に貢献する。石島信子さん

各地で行われているチャリティフリーマーケット。その中でも年に2-3回の開催が9年続き、全国からファンを集めているのは石島信子さんが始めたチャリティフリマです。これは入場料と、販売価格から入場料と同額を寄付する「マッチング基金」という方式をとっています。そしてオレンジリボンをはじめ、震災後は被災地へ寄付するなど、その時の情勢にあわせて寄付先を選んでいます。


※オレンジリボンとは? 「オレンジリボン運動」は、子ども虐待防止のシンボルマークとしてオレンジリボンを広めることで、 子ども虐待をなくすことを呼びかける市民運動です。(オレンジリボンHPより)


今回は、石島さんが、チャリティフリマを始めたときの具体的な行動や、9年間続け、さらに人気のイベントに成長させたコツを伺います。


私がすぐに始められて、楽しくできるものはフリーマーケットだった

去年のフリマ会場でスタッフと


-なんでチャリティフリマをはじめられたのですか?


石島:出産後に偶然オレンジリボンのポスターを見て、子どもの虐待などに対して想いの持ったヒトが集まっている団体があることを知りました。そこでこの団体に対して、何かやってみようと。


今すぐできて、誰でもできて、参加する人も気軽に参加でき、楽しめるものはフリマだと思いました。


-「フリマをやろう」と思って、まず何からはじめられたのですか?


石島:子どもと行く公園で出会ったデザイナーやPRの仕事をしているママ達や、読者モデル時代につながったアパレルのママ達に、「何か面白いことをやってみない?」と片端から声をかけました。


みんな洋服などを多く持っており、そして社会につながる、貢献するということにとても前向きにのってくれました。


関わっていることが誇れるように

これも去年のスタッフと


-最初はママ友達から始まったのですね。そこから9年間どう広げていったのですか?


石島:まずスタッフは自分と同じように小さい子どものいるママを1日拘束するということもあり、毎回お手伝いに来てもらうのも大変ということがわかっていたので、どうしたら全員がwin-winになるかを考えました。


そこで、このイベントの社会的な意義をきちんと説明して、その趣旨に賛同してもらうこと、そしてスタッフとして名刺をつくったり、自信を持って「お手伝いしている」と言えて、活動履歴の1つとなるようなイベントを目指しました。


そうすると、スタッフになることの意義を感じてボランティアスタッフになってくれる方が増え、またスタッフの友達がイベントに会いに来るなどの効果が生まれ、イベント自体の認知度があがり、スタッフになりたいと言ってくれる方が増え、、、という相乗効果が生まれました。その結果、イベント集客は500-600人、スタッフは25人ほど集まるようになりました。


-来るお客さんの層も広がりましたか?


石島:親子で参加される方など、年齢の幅は20-60代くらいまで、そして飛行機で北海道や沖縄から来てくれる方もいらっしゃいます。そして、購入された方が本当にうれしそうにSNSなどに投稿していただいているのを見るとこちらもとてもうれしく、またここから輪が広がっていきました。


そしてこのイベントでは、何も購入しなかった方には入場料をお返しするのですが、「特に何かを買うのではなく、この場にいたかったから来た」と言っていただき、前回も20代の男性が「寄付のつもりで来た」と言って、お返しした入場料を寄付してくれたことがとても印象に残っています。性別、年代ともにお客様の層が広がってきているのを感じています。


きっかけはすべてヒトから。新しい自分の世界が広がる




じつは、石島さんはチャリティフリマを始める前から、個人で寄付をしていました。


-そもそもどうして寄付をはじめられたのですか?


石島:独身の時に20代の後輩と将来の夢を語っていたときに、その後輩が「自分の経済力をあげてその1割をボランティアに使いたい」と言うのを聞いて驚きました。当時の自分は、広い家に引っ越したい、とかブランド品が欲しいとかの自分を満たすことしか考えていませんでした。


自分が経済的に自立することで支援に回れるという発見があり、そこでたまたま目に入ったユニセフや お友達の口コミで知ったワールドビジョンの活動に参加しました。今はこの二つに加えて「かものはしプロジェクト」へも賛同しています。


-ヒトから聞いて、よいと思ったことをすぐに実行されてきたのですね


石島:はい。色々な気づきを昔からもらって、私はヒトに恵まれたと思っています。だから今もなるべくOFFの時間をつくってヒトと会う時間を積極的に持っています。


9年フリマを続けた経験が実績になり、「面白いことをしているヒトがいるよ」と紹介してもらうことも増えました。そしてそういう新しいヒトの出会いはとても大切にしています。昔は、自分と同じ考えの方と一緒にいることで安心していましたが、今はそのつながりの安心感があるからこそ、自分とは全く違う仕事をしているヒトに会いに行っています。ここから積極的に会わないと、会うキッカケさえも逃していくなと思っています。


チャリティフリマもこの出会い、イベントを通した出会いなどを通して、多くの出店者の方にもつながり、さらに輪が広がって、ファンが増えていっていると思います。


できることからはじめてみる

石島さんがチャリティフリマを思い立ってまず行ったことは、自分から声をかけて周りのヒトを巻き込むこと。そしてその前には個人でできることとして、後輩から聞いた話に発見があり、目についたユニセフに加入したことから始まりました。


ヒトからの気づき、いいと思うものはすぐに実行してきた石島さん。おススメされた場所やお店などもなるべくすぐに出かけて、報告しているそう。即行動してくれるヒトには、多くの情報、ヒトが集まってくるというのがよくわかりました。その行動力や人脈をいかすことで、生まれて9年続いているのがチャリティフリマだと思います。次回開催は4月末を予定していましたが延期とのことです。詳細が分かり次第、こちらの記事でもご報告します。





石島信子
24歳で起業し、ライフスタイルをプランニングする仕事を始める。雑誌の読者モデルやインフルエンサーとしてのお仕事を通じて新たな分野へ。9年前からチャリティフリマを開催している。今後はモノだけではないサスティナブルなビジネスモデルも発信していくのを目標としている。


ディレクター、クリエイター、コミュニケーターの顔を持つ、 「サステナブルラグジュアリー」な価値をつくるクリエイティブコミュニティ。 あらゆる組織、チームの人たちと、柔軟にプロジェクトを組み、価値をつくっていきます。

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