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2020年2月5日

かけがえのない命を救うためにわたしたちにできること―保護犬の里親体験記を通して

最近は、「保護犬・保護猫の里親になる」という選択をする人が増えています。

ペットの殺処分についての問題提起がされる中、保護団体に保護されている犬や猫を引き取るというのは、私たちが限りある命のためにできることの一つなのではないでしょうか。サステナブル(持続可能)で居心地のいい、まさにサステナブルラグジュアリーな世界をつくっていくためにも、限りある命を大切にするために自分たちにできることを考えるというのは非常に大事なことです。

とはいえ、里親になるってどうしたらいいのかわからない人も多いですよね。編集部のメンバーが、最近保護犬を引き取って里親になりましたので、里親になるまでの手順や大変だったことなどを聞いてみました。

保護犬の里親になろうと思った理由

―まずは、引き取ったワンちゃんのことを教えてください。


はい、11か月のオスのポメラニアンで、もともとは千葉県松戸市の飼い主さんのもとで暮らしていたようです。2019年11月17日に我が家にやってきました。名前は「虎太郎(コタロー)」と言います。


―すごくかわいいですね。人見知りもしないですし、人におびえる感じでもないですね。どうして里親になろうと思ったのですか?


オフィスの近くにペットショップがあり、前を通るたびにペットを飼いたいな、と思っていました。ペットショップで買うことはあまりよくない、と聞いてはいたのですが、そのときは正直ペットショップでペットを買うことがそこまで問題だとは思ってていませんでした。

いま住んでいる部屋が賃貸なので、事前にペットを飼うことを大家さんに相談したところ「ぜひ保護犬を…」と勧められました。大家さんが犬の保護活動をしている方だったので、それをきっかけに、保護犬について情報収集をするようになりました。


―大家さんの言葉がきっかけで、保護犬について調べ始めたのですね。何も知らないところからのスタートだと思うのですが、どういうふうに情報収集をしたのでしょうか。


「保護犬」とか「里親 犬」などで検索をしたり、保護犬のポータルサイトにいくつか登録して情報収集をしていました。それからは、毎晩寝る前にチェックをするようになりました。

すると、毎日たくさんのワンちゃんの新着登録があることに気づいて、びっくりしました。ポータルサイトの情報をきっかけに、動物の保護活動をされている団体のブログも見ました。そこでペットショップのの状況や課題を知り、ペットショップで買うのではなくワンちゃんの里親になろうと決心しました。


里親になるために、引き取り手に求められること



―そうだったのですね。でも、里親になるのは結構ハードルが高くて、誰でも里親になれるわけではない、というイメージもあります。里親になるためには、どのような条件があるのでしょうか。


留守番がないこと、小さい子どもがいないことなどがありました。詳しい条件はそのワンちゃんの性格や育った環境などによって異なるので、よく確認する必要があります。


<参考>
多くの団体では、応募する人向けに規定を設けていました。たとえば、先住犬が3頭以上いたり、飼育に関して家族全員の賛同が得られていなかったりする場合には応募できないなどがあります。
ほかにも経済的な自立ができていない未成年や学生の応募については譲渡できない旨を規定しているところもあります。いずれも、引き取られるワンちゃんのことを考えた規定となっており、責任を持ってワンちゃんを家族として迎え入れてもらうために必要なことでした。


今回お世話になった保護団体の方からも「条件と伴にお人柄を重視しています」とコメントをいただきました。


やはり、ワンちゃんに愛情を持って接してくれる飼い主に譲渡するためにも、条件を満たしていることを前提にその人の人柄を重視して里親探しをされているようでした。編集部のメンバーも里親になるにあたって、できるだけ団体さんの懸念や不安を払拭すべく、自分にできることをしっかり伝えたと言います。


譲渡会前の応募フォームにも自分の思いをできるだけ書いて連絡し、譲渡会でも時間前から並び、実際に会ったときにも団体さんが気にしているようなことに対して自分ならこういうことができる、ときちんと伝えていたそうです。そういった姿勢を見せることで、保護団体の皆さまも心配なくワンちゃんたちを引き渡すことができるんですね。


―また、予防接種や避妊手術も必要だったのではないでしょうか。


はい、必須でした。保護団体は、不幸なコを増やさないためにも、不妊手術は必須のところが多いようです。今回は、手術はすでに終わっており、手術をしたうえで、引き渡しという流れでした。手術にかかるお金やワクチン代を保護団体さんにお支払いして引き取りになります。また、保護活動をしている大家さんからも、不妊手術が飼育許可の必要条件といわれました。




里親として暮らす中で変化したもの




―ほかのワンちゃんに会いましたか。また、虎太郎(コタロー)くんに決めた理由は一体なんだったのでしょうか。


いえ、会ったのは虎太郎(コタロー)だけです。一目惚れで、募集を見てから10日ほどでお迎えできることになりました。ここまですぐにお迎えできるのはレアケースだったと思います。決め手は、可愛かったのはもちろんですが、ちゃんとした団体さんで信頼できると思ったからです。


―早いですね!迎え入れるのに準備が大変だったのではないでしょうか。


そうですね、サークル、ベッド、トイレ、リード、トイレシート、フード、すべて一式を1週間で揃えました。ただ、虎太郎(コタロー)は、自宅までお届けにきていただいたので引き取るときの苦労はなかったです。


―迎え入れたとき、虎太郎(コタロー)くんはどんな感じでしたか?


最初はそわそわしていましたが、すぐにベッドは気に入り、休んでいました。いまは人懐っこくて、甘えたです。ときどき吠えるのでそこはちょっと叱ることもありますが、ときどきモノにぶつかったり、ちょっとドジをしたりするところがかわいいですね。


―いいですね。虎太郎(コタロー)くんと暮らし始めてなにか変わったことはありましたか?


寄り道をしなくなり、家での時間が増えました。そして、外食も減りました。

私は出会いがあり1匹の保護犬の里親になりました。これ以上、里親になることは難しいですが、今でも里親団体のサイトはチェックして、困っていることがあれば私は何ができるかというのを考えて、行動しています。 今後、里親になる人がもっと増えて、いつか、レスキューしなければならないようなコがいなくなるような世の中になれば、と思います。


不幸な犬を減らすためにわたしたちにもできること



今回、実際に保護犬の里親になった体験談を聞くことができました。保護犬を救いたいと思いつつも、家で犬を飼えない事情があったり、里親になることに自信がなかったりする人もいると思います。しかし、わたしたちにもできることは「里親になること」だけではありません。

たとえば、保護犬を救うための活動に自分のスキルを活かして「ボランティア」として携わるという方法があります。ボランティアと言っても、かけがえのない命を預かる大事な仕事です。自分の得意なことや自分が無理なくできることで、ボランティアとして役に立つことができます。

たとえば、保護犬の新しい飼い主が見つかるまで保護犬を一時的に預かることもボランティア活動の一つです。ほかにも、保護団体の手伝いとしてデータ管理をしたり、デザインやWebサイトのコーディングを手伝ったり、新しい飼い主のところまで保護犬を送るドライバーの仕事をしたりするボランティアもあるようです。

ボランティア活動するほどの時間が取れない人であっても、サポートしたい団体に寄付をすることもできますし、ペットフードやペットアイテムなど不足している物資を届けてあげることもできます。

こうして見てみると、自分でもできることがあるように感じませんか。大きな仕事をする必要はありません。まずは、自分が無理なくできる範囲で、大切な命を守る活動をサポートしてみてはいかがでしょうか。

里親制度の詳しい内容について調べてみた記事はコチラです。

ディレクター、クリエーター、コミュニケーターの顔を持つ、 「サステナブルラグジュアリー」な価値をつくるクリエイティブコミュニティ。 あらゆる組織、チームの人たちと、柔軟にプロジェクトを組み、価値をつくっていきます。

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