About Contact
2020年2月5日

日々の暮らしも非常時も支える発酵の常備菜 発酵暮らし家みつはしあやこ

身近な味噌からぬか漬けなど、発酵の世界は奥深く、発酵にまつわる書籍は多く出版されています。今回、「発酵」をテーマに、過去14年で100種類以上の食材を発酵させてきた発酵暮らし家のみつはしあやこさんに、お話を伺いました。


いきついたのは発酵だった

いちごを発酵させて、酢にしていたら、溢れてしまったそう!


―発酵生活は14年前から始まっているのですね。


みつはし:私が10代でわずらった摂食障害。回復のために食を学び実践を重ね、いきついたのが「発酵」です。健康を手に入れるだけでなく、基礎体温が上り、生理痛や肌荒れも改善し、気持ちが穏やかになりました。食事内容だけでなく、食に対する心持ちが180度変わって、今があります。


また、私は顔が見える生産者の食材ということもとても大切にしていて、その大切な食べ物の恵みを最大限に生かす手段の1つが「発酵」です。


例えば、野菜のきれはしや、中途半端に残ったものなどもぬか漬けの中に入れてしまいます。


一番下の次男君も発酵冷やしマーボーをおやつに食べるくらい大好き


ー4人のお子さまが生まれる前から発酵生活は始まっていたのですね。


みつはし:家族の健康のためにも、発酵生活を始めていてよかったなと思っています。わたしは、「和食育こころ」という子ども向けの教室を開催しているのですが、その中で感じたのは、発酵食を小さい頃から食べ慣れていないと、ぬかなどの発酵特有の味わいに抵抗感を感じることがあるということです。


我が家の子どもたちは、毎日、みそ汁は3杯飲み、副菜で漬物を食べることが多いので、小さい頃から特に抵抗なく食べています。


発酵食の入口、手前味噌




―普段食べ慣れていない場合、何から始めたらいいでしょうか?


みつはし:まずはみそ汁から始めるのはいいのではないでしょうか。毎日食べられるものですし、例えば自分でみそを作ってみるのもいいと思います。


みそ作りは1年に1度仕込み、1年かけて発酵させます。潰して混ぜるだけと案外作業もシンプルです。1年に1度仕込むだけで毎日の家族の健康を支えてくれる、1年後の豊かな食卓を、自分の手で作れることはとても贅沢なことだと思います。


おいしくて、便利。あると頼もしい! そう体感するとますます興味がきて、次は麹や大豆を変えよう、発酵期間による違いを楽しもう! と、楽しくて仕方ありません。そこで多くの方に手前味噌がある暮らしの魅力を広めたいと考えるようになりました。


2018年からはみそ作りで地域とつながる、「よこはま100人のひとしずく~手前味噌プロジェクト~」を開催しています。1人ではハードルが高いなと思っている方もぜひぜひ参加してみてください。(開催は2月22日(土))


発酵は日々の暮らしも、非常時の暮らしも支える

みつはし家の発酵棚の一部。色々なものが瓶の中で発酵中


―発酵を大切にしていることで、健康以外にいいことはありますか?


みつはし:まず1つに日々の食卓の支度がラクになるということです。例えば、発酵させた酵素玄米にお味噌汁に、常備菜として漬けておいた野菜などがあれば立派な食卓になります。


栄養的にも心配ないし、前もって仕込んでいるから、取り出すだけ、酵素玄米も保温しているので、よそうだけ! と、食事の準備がラクになります。(みつはしさんがレシピ監修した酵素玄米の記事はコチラから)


また、例えば最近多い災害の時。買い置きなどもさかんに言われていますが、我が家は常温で保存している発酵食が多いので、数日なら食べていけます。子どもの命を守るべき存在である親業としての不安が和らぎます。


そして普通の非常食との違いは、ずっと保管して賞味期限を気にして慌てて食べるということはなく、日々の暮らしの中で常備菜としてもおいしくいただきながら、新しくつくっては更新していることです。


さいごに

日々の食を栄養的に支えてくれて、さらにいざという時の安心にもつながる「発酵の常備菜」。はじめたくなりましたか? たとえば家でぬか漬けをはじめてみようかな? と思った方は、みつはしさんがレシピ監修したコチラの記事もぜひ参考にしてみてください。





発酵暮らし家・料理家 みつはしあやこさん
14年の醸し生活で発酵させた食材は100種類以上。その組み合わせの発想力とエシカルなスタイリングに定評があり、商品開発のレシピ監修、レシピ提供、ケータリングなど企業から行政まで幅広く、実績多数。『ELLE gourmet』、『VERY』など雑誌でも活躍。現在、神奈川県庁ME-BYO(未病)スタイルアンバサダーも務める。 日々の暮らしでは「台所育児」をモットーに4人の子どもとさまざまな発酵を挑戦、実験中。 著書に「毎日食べたい!私の好きなグラノーラ」(主婦の友社)。


みつはしさんもおすすめ! 自然農法で育てられた玄米

八ヶ岳南山麓にて自然農法で育てられた玄米。酵素玄米のレシピではこちらを使用しており、みつはしさんより「玄米特有の匂いがなく、もちもちして食べやすい」とコメントをいただきました

購入はこちらから

ディレクター、クリエーター、コミュニケーターの顔を持つ、 「サステナブルラグジュアリー」な価値をつくるクリエイティブコミュニティ。 あらゆる組織、チームの人たちと、柔軟にプロジェクトを組み、価値をつくっていきます。

詳しくはこちら