2020年2月5日
環境にやさしい染めでつくる割烹着「Wablier」プロジェクト
Wablierとは、日本古来の割烹着の良さを生かしながら、現代の暮らしに合うようにカスタマイズして、3wayで着られるあたらしい割烹着です。
Plannersでは料理を仕事にしている方達の声をいかして商品開発を行いました。また製作過程では、サステナブルな取り組みとして、染めの原材料や染め方で環境にやさしい染めを、そしてハギレの使いきりなどを実現しました。
「Wablier」の名前は、割烹着=「和」=Wa と、フランスのエプロンドレス=Tablier をかけ合わせています。
多くの声をいかして
Wablierが誕生するきかっけとなったのは、料理家さんの取材の中で、料理時に着る服装について色々意見が出たことからです。そこからさらに普段料理をされている多くの方の意見を取り込みました。声の一部をご紹介します。
*割烹着のように洋服を守りたいけど、オシャレなデザインのものを着たい
*普通のエプロンだと洋服の袖の部分などの油はねが防げない
*庭仕事、DIYとかにも着られるならポケットが多い方が使える
*室内だけでなく、近所にも着て行けるとラク
*マルシェに出店する際に、グッズをしまうポケットが複数ほしい
これらの声をいかし、以下の特徴をもたせました。
サステナブルな取り組み1 環境にやさしい染め
Wablierは、福岡県八女市で無農薬で育てられている緑茶の茶葉の精製過程で出たものを原材料として染めています。そしてこの私たちの口にする食品の「のこり」で染める「のこり染」の技術は、岐阜県大垣市の
KURAKIN(※)さんのもの。KURAKINでは布にもこだわり、また染めの工程でも環境にやさしい染めを行っています。
※KURAKINの「のこり染」
明治22年の創業以来、繊維(布)の染色加工業を行ってる艶金化学繊維株式会社が、約120年に渡って紡いできた職人の技術、そして天然素材の良さを生かして、1年かけて開発した「のこり染」の技術です。洋服の染色では、大量の水や大量のエネルギーを使い、さらに化学薬品なども使います。そこで、何か環境にやさしい取り組みが出来ないかと考え出されたのが、原材料を食品をtくる過程ででるものに変えることでした。果汁をしぼった後のブルーベリーなど、今では10種類以上の食物で染めています。
サステナブルな取り組み2 使いきるというこだわり
染める素材として「緑茶」をつかいきるというだけでなく、もう一つ「使いきる」で製品を製作しています。それは、Wablierの型を裁断した際に出る「ハギレ」をつかってくるみボタンを製作すること。同じ生地を使うことで、製品としての馴染みもあり、さらに余った布も「使いきる」ことが出来ます。
ここで、ご縁をいただいのたが、福岡県筑後市にある「
Tumugu Project」さん。
地域にあふれている「ステキな廃材」をもう一度生きかえらせ、暮らしを豊かにするゆとりを共に、つむいでくれるトコロに。という想いで、障がい者支援施設「年輪の園」の利用者の方がくるみボタンを製作してくれました。
地方の生産者さんと
Plannersの出会いにより、生まれた環境にやさしいWablier。今後は、この割烹着を1つのメディアとして、様々な地域のモッタイナイ「のこりもの」で染めて、またその地域を紹介していくことができたらと考えています。
環境にやさしい3Way割烹着Wablier
エプロン兼、おもてなし着として 活躍するのが、3way割烹着。 環境にやさしいサステナブルなつ くりかたでうまれた1着です。
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