【MoFF】4,000名以上が来場、11月18、19日に渋谷で開催されたエシカルマルシェ「MoFF2023」参画レポート
この記事に登場する主な人たち
竹内 孝功
Atsunori Takeuchi
(同)自然菜園スクール 代表 自然菜園コンサルタント。19歳で、福岡正信著『わら一本の革命』自然農法に出会い、東京都日野の市民農園で無農薬・家庭菜園を始める。卒業後勤めた某自然食品店店長を辞し、本格的な自然農・自然農法の修行に入る。(公財)自然農法国際研究開発センターの研修などを経て、自然菜園スクールを開催する。主な著書に『これならできる!自然菜園』(農文協)『マンガでわかる はじめての自然菜園』(山と渓谷社)など多数現在シリーズ累計16万部。
(同)自然菜園スクール 代表 自然菜園コンサルタント。19歳で、福岡正信著『わら一本の革命』自然農法に出会い、東京都日野の市民農園で無農薬・家庭菜園を始める。卒業後勤めた某自然食品店店長を辞し、本格的な自然農・自然農法の修行に入る。(公財)自然農法国際研究開発センターの研修などを経て、自然菜園スクールを開催する。主な著書に『これならできる!自然菜園』(農文協)『マンガでわかる はじめての自然菜園』(山と渓谷社)など多数現在シリーズ累計16万部。
Plannersは、11月18、19日に東京都 渋谷区 北谷公園で開催されたエシカルマーケット「MoFF – The Museum of Freewill & Future – 」にて、誰でも気軽に野菜づくりを始められるプランター菜園のワークショップや、トークショー、マルシェエリアでは山梨県・八ヶ岳にあるPlannersの畑で栽培した無農薬野菜の販売を実施いたしました。
イベント全体としては、2日間で総勢4,000名以上が来場。売上高も約300万弱を記録し、そのうち1%は運営会社である株式会社Freewillの決済システムを通して、社会貢献や地球貢献、環境保全に取り組む事業団体に寄付されます。
今回は、Plannersが実施したワークショップ、トークショー、マルシェについて、来場者の声も交えながら紹介いたします。
渋谷の中心地で、「自然菜園」の生みの親・竹内孝功さんがプランター菜園を実演
19日(日)12時30分から、約2時間にわたって、座学と実践の2部制でプランター講座を開催。
講師には、無農薬で自然に育つ家庭菜園の礎「自然菜園」の生みの親で、家庭菜園カテゴリーではベストセラーを続出され、今日本で最もひっぱりだこな竹内孝功(たけうち あつのり)さんをお招きしました。竹内さんは長野県を中心に「自然菜園スクール」を主催されていて、日本全国で講座を実施しています。東京でも何度も講座を実施されている竹内さんですが、渋谷を訪れるのは6年ぶりということでした。
第1部では、竹内さんのプランターとの出会いや、都市部での生活者でも、初心者でも、気軽に野菜を育てることができる方法として、プランターで野菜を育てるポイントなどを座学形式でご説明いただきました。
農薬・化学肥料を使わず、なるべく自然のチカラを活かして野菜を育てる方法として、相性の良い野菜を一緒に植えることで、お互いが助け合い生育が良くなったり、害虫を寄せ付けないようにする「コンパニオンプランツ」についても、ほうれん草とネギなどを題材に、初心者でもわかるよう、理屈からわかりやすく教えていただきました。
続く第2部では、会場のベランダスペースに移動し、実際にプランターでの野菜の育て方を竹内さんが実演。
第1部で紹介があった、ほうれん草とネギの「コンパニオンプランツ」の実践では、ネギの根に寄生している菌から出る天然の抗生物質がほうれん草を守ってくれるなど、竹内さん流のコツを交えながら教えていただきました。
なんと竹内さんから参加者全員に日本ほうれん草の種をプレゼントいただき、参加者からは「さっそく自宅でプランターから始めてみようと思う」と言った声もあがりました。
Plannersでは、「自分で食べるものを自分で少しでもよいのでつくってみよう」というコンセプトのもと、自分の小さな畑をもつことの普及を目指し、今回のワークショップを開催しました。渋谷のど真ん中で土をかき混ぜながら、竹内さんのメソッドをお届けできたことは、大きな一歩になりました。
満員御礼!竹内さんとPlanners代表・粟田によるトークショー
19日(日)15時からは、竹内さんとPlanners代表の粟田によるトークショーを開催。
Plannersでは、2022年より耕作放棄地の開墾からスタートした、山梨県小淵沢にある畑「Planners Farm」にて、土づくりから無農薬・無化学肥料での野菜づくりまでを実践できる講座「My Little Farm Project」や、畑で行う企業向けの研修プログラムなどを行なっています。
今後、ベランダ菜園なども含めて、小さくても1人一つは畑を持ち、自分で食べるものを自分で少しでもよいのでつくってみる、いわば「1億総リトルファーマー計画」をより広めていきたいと思い、今回は「未来の食は自分の手でつくる 〜1億総リトルファーマー化計画〜」をトークテーマに、日本が現在直面している食料供給問題をふまえ、都心部に住んでいても一人一人が実践できることを、会場のみなさんと一緒に考える時間を目指します。
わずか数日でチケットが完売した今回のトークショー。すでに自分の畑を持っていたり、プランターで野菜を育てている参加者が多く、竹内さんと粟田だけでなく、参加者も積極的に各々の経験や知見を発言・シェアする、オーディエンス参加型で進行されました。
粟田が、Plannersとしてはじめて無農薬・無化学肥料での野菜づくりに挑戦した昨年と、竹内さんにコンサルを依頼し、土壌環境を調査するところから始めて、しっかりと菜園計画を立てて挑戦した今年で、野菜の収量が5倍程になった実体験をシェアしたところ、参加者からは具体的な土壌環境の調査方法や、良い土地の見極め方などの質問があがり、実践者ならではの内容が展開されました。
トークセッションのアーカイブは、後日「MoFF2023」の公式サイトにて一般公開予定です。公開され次第、PlannersのInstagramでも告知しますので、ぜひフォローしてお待ちください。
“つくり手の温もりを感じることができる”Planners Marche
18,19日の2日間行われたマルシェでは、Planners MarcheとしてPlanners Farmで収穫したさつまいも、キクイモ、あじめこしょうなどの野菜、Plannersの防災ふろしき、Planners Member「いちとじゅう」の木工品やリース、「ANIKARU」の刺繍アクセサリー、竹内さんなどの自然菜園LifeStyleによる野菜のお菓子、無農薬・無化学肥料のコーヒーなどを販売しました。
当日ブースでは、今年Planners Farmで実施した講座「My Little Farm 2023 in 八ヶ岳」の受講メンバーにお手伝いいただきました。また、什器はできる限り不要になった物を活用したいと思い、Planners Memberに事前に募集。テーブルクロスは梅舟様から不要になったシーツをご提供いただき、野菜を入れる木箱や麻袋もお借りしたものを使用しました。
みなさんの力をお借りしてつくりあげたブースには、2日間でたくさんの方にお越しいただきました。お越しいただいたPlanners Memberの方からはこんな素敵な言葉もいただきました。
「セレクトアイテムが素敵で、さすがPlannersさん」
「本当にいろんなことをやっていますね!この素敵なマルシェも今度他の場所でもやってほしい!」
他にも今回のご縁で出会った素敵な方からはこんな言葉も。
「おしゃれなブースで、ふと立ち寄ってしまいました!」
「つくり手の方の想いをたくさん感じられる素敵なブースだと思いました。」
「野菜や作品など、ぜひ新潟で開催予定の循環をテーマにしたイベントにも出店してほしい」
今回は初めてのブース出店でしたが、たくさんの方の思いが詰まったブースをつくることができ、そしてそれを多くの方に自分たちの言葉で伝えることができ、とても貴重な時間となりました。
この場をお借りして、みなさまに感謝を申し上げます。
Plannersでは、これからも環境や人に配慮された想いの詰まった商品をみなさまに紹介してまいりますので、マルシェ出店のお誘いなどございましたら、ご連絡をお待ちしております。
Plannersとは
よりよい未来をつくるために行動する人たちがつながる、登録制コミュニティ
サステナビリティ課題解決のため行動する、専門家やインフルエンサーなどの個人、学生団体、企業、メディアなどがつながり、相互に補完し合いながら、新しい時代をつくっていく、無料の登録制コミュニティ。
個々の知見や経験をシェアし、つながることで、1人・1社では生み出せなかった価値を生み出し、社会へつなげていきます。2030年までに、未来をつくる1000のサステナビリティプロジェクトを生み、育てることを目指します。今回のイベントのように、さまざまなプロジェクトを実施していくので、気になる方はぜひPlannersへご登録ください!
執筆:藤井
編集:内山