REPORT

数日で満席に!プラスチックごみの現状を楽しく学ぶ「資源循環体験プログラム」開催レポート

Plannersは、ビジネスマン・主婦・子どもまで幅広い世代がごみのことを正しく知ることができる場を提供する ごみの学校と共催している「資源循環体験プログラム」を12月15日に東京都大手町タワーにある3×3 Lab Futureで開催いたしました。

今回は参加者52名のうち9割は企業担当者で、プラスチックごみの問題にどのようにアプローチできるかをカードゲームと座学を通して学ぶプログラムとなりました。今回は、ごみの学校とPlannersが実施したプログラムについて、参加者の声も交えながら紹介いたします。

楽しみながらプラスチックごみ問題を学べるカードゲームを実践

今回は、朝9時30分からワークショップを開催し、寺井さんによる座学を行う構成です。

まずは、基本的なプラスチックの知識を学んでいただくために、遊びながら海洋ごみやリサイクルの仕組みを知り、さまざまな気づきが得られる体験型カードゲーム「リサイクルマスター」を用いたワークショップを開催。

普段は、小学生低学年以上の子どもたちを主な対象とすることが多いワークショップを企業担当者の方を中心に体験していただきました。参加者たちは、楽しみながらも、プラスチックのリサイクルに関する基本的な知識を学びました。カードゲームを通して、海洋ごみやリサイクルの仕組みについての理解が深まり、参加者同士が交流する場となりました。

参加者からは、こんな意見も。

「普段はお子さんが多く体験しているとのことだが、大人の私にとっても面白く、何よりもリサイクルについて、わかりやすく勉強することができた。」

「自社で開催しているお子さんとのイベントでこのワークショップを取り入れてみたい!」
「カードゲームは、簡単なようで、リサイクルには量が必要で、量によってリサイクルできるものも違うなど、非常に勉強になる内容でした。」

家庭ごみは意外に多い。日本や世界のプラごみの実情

ワークショップでプラスチックごみの基本的なことを学んだ後、10時からはごみの学校 運営代表・寺井正幸さんによる座学を開催。

プラスチックに焦点を当て、日本や世界の現状と課題について、寺井さんの実践的な知識と事例をもとに展開されました。ごみ問題に取り組む上での新たなヒントが詰まっており、参加者からはこんなコメントもいただきました。

「偏りのないごみの状況や課題を知ることができ貴重な情報を得られたと思っています。家庭から出るプラゴミが圧倒的に多いのも企業の責任だと改めて感じました。」

今回の座学は企業の立場で、一般のごみも企業から排出されるされる量と変わりないことなどを知り、一般から出るごみも企業の責任の一つであることを資源循環に取り組む重要性を再確認できる内容となりました。

企業での資源循環の取り組み

本イベントのワークショップや講義を通じて、企業はビジネスをしながらも持続可能なものづくりをしていくことへの意義や自分たちとしてできることを改めて考え直すきっかけとなったという声を多くいただきました。このような機会が増え、資源循環への積極的な取り組みを他企業の担当者同士で共有したり、悩みも相談し合えるような場となると、資源循環の未来に近づきそうですね。

参加者の感想

イベントに参加した企業担当者や一般参加者たちは、プログラムを通じてプラスチックごみの問題に関して、楽しみながら知ることができたと同時に、自身の生活に落とし込み、自分事化できたという声も多数あがりました。

「何気ない毎日のいちアクションを変えることの大切さ、もっとゴミ問題を知りたいなと思えました。」

次回プログラムのご案内

「資源循環体験プログラム」は、1月以降も定期的に開催する予定です。

みなさんも、ぜひご参加ください!

▼現在決まっている開催予定

①プラスチックリサイクル体験
捨てられたプラスチックが製品になっていくまでを実際に体験してもらいます。プラスチックを種類別に手選別する「分別体験」、
プラスチックを浮力で選別する「選別体験」、プラスチックを機械で破砕する「破砕体験」、最後に原料になったプラスチックを成形してみる「成型体験」という4つのゾーンを皆さんには回ってもらいながら自分でプラリサイクルの現場を体験してもらいます。

②座学 〜プラスチック技術の解説〜(ごみの学校)
プラスチックの循環を構築していくためには、色々な技術を知っていくことが重要です。また、プラリサイクルの現場で何ができて、何ができないのか?について技術的な視点から解説をしていきたいと思います。

▼申し込みはこちら

https://peatix.com/event/3785104/view

*サーキュラーエコノミーカードゲームとは?
会場全体を一つの現実社会とみなし、自動車メーカーやアパレル事業者、政府といった様々なプレイヤーが、それぞれの事業活動を行います。
また、それぞれのプレイヤーや同時に社会の生活者でもあり、様々な日常の消費活動を行います。こうした活動を通じて、将来の資源循環の在り方について考えて頂くカードゲームです。